追悼 モンキー・パンチ氏

思えば、『ルパン三世』の他には『一宿一飯』くらいしか読んだことがない。とにかくモンキー・パンチ氏といえばルパンだったし、ルパンといえばモンキー・パンチ氏だった。次の元号も発表されて平成もあと20日で終わりという4月11日、モンキー・パンチ氏が亡くなった。

1967年に『漫画アクション』誌上に登場した『ルパン三世』だが、私が初めて接したのは1971年から始まったTVアニメにおいてだった。たぶん再放送を観ていたと思うのだが、子供心にもなんともオシャレでクールで渋くてバタ臭かった! その後に作られた長尺の劇場版よりもハードだったなぁ。その後もTVでルパンをやるといえば観て、愛蔵版が出たといえば買ったりして、コアなファンではなかったけれどもルパンは常に私の傍にいてくれた。

手塚治虫のように壮大な世界観を描くのではなく、スマートなスラップスティックを描いて、日本のマンガやアニメの層を分厚くしていた作家さんだったと思う。偉大な功績だ。ご冥福をお祈りしたい。(-人-)

アニメには先日火災を起こしたノートルダム大聖堂もたびたび描かれていたと記憶している。不幸な出来事が重なってルパンも今頃は落ち込んでいるかもしれないなぁ……。

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(備忘録190410)

もうほとぼりも冷めた頃なので覚書として書いておく。先日行われた島根県知事選挙の話である。

現職の溝口善兵衛知事の任期満了に伴う知事選挙だったのだが、注目すべきは、自民党の県選出の国会議員と党所属の県議との間で支援する候補者が割れ、44年ぶりに保守分裂選挙となったことである。国会議員サイドはO氏を推薦し、県議サイドは自民党のみならず旧民主党・社民党系会派もM氏を支持した。他に共産党推薦のY氏と元安来市長のS氏の、計4人が立候補した。

普通なら私は自民党が割れようが割れまいが全く関係なく、島根原発再稼働絶対反対のY氏に投票する。しかし今回は少なからず迷った。理由は以下のとおり。

1. Y氏に当選の目はまずない。Y氏に投票すれば死に票になる。
2. 国vs県なら私は県を応援したい。ならばM氏に投票するか?
3. O氏は中学校時代の同級生である。

いちばん大きな理由はやっぱり3.だった。出足が遅れたこともあり苦戦と伝えられていたし、同窓会方面からそれなりの連絡もあった。O氏と同じクラスになったことはなかったが、人柄が悪いとかの噂も聞いたことはない。同級生を応援したい気持ちはもちろんある。

だいたい投票行動というのは自分に近い候補者を選ぶものだろうと常々思っているのだが、その「近い」というのは政治的信条なのか、血縁とか付き合いとかの人脈的なものなのか。ここのところで今回悩んだのだ。もしも1票差で負けたりしたら寝ざめが悪いし……。

結局私はY氏に投票した。O氏は落選、M氏が当選した。M氏とは3万票ばかりの差がついていたことが(こう言っては何だが)私にとっては救いだった。そしてこれはO氏に投票しなかったことの後付けの理由なのだが、O氏を推薦した国会議員が県議サイドをとにかくディスっていたことが挙げられる。自分たちの方が身分が上だと思っているのか、言うことを聞かない県議サイドをボロクソに言っていた。あれは見苦しかった。所詮は自民党内の内輪もめであることが露呈されて、一気に冷めた。あれではO君も気の毒だったと同情する。

しかしまあ、今回のことで私も何やら自信がついた。今後、同級生よりもっと日常的に自分に近い誰かが立候補したとしても、私は自分自身の政治理想論に基いて1票を投じることができると思う。

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新元号決定

新年度の始まり。エイプリルフール。そして今年に限っていえば、新元号の発表の日であった。

予定より10分ばかりも遅れて(どうして遅れたのかしら?)菅官房長官から発表された新元号は「令和(れいわ)」。『万葉集』巻の五が典拠であるという。さっそく『万葉集』を引っ張り出してきて確認した。

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・原文
《于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香》

・書き下し文
《時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす》

・現代日本語訳
《時は初春の令月(すなわち、何事をするにも良き月、めでたい月)、空気は美しく風は和やかで、梅は鏡の前の美人が白粉で装うように花開き、蘭は身を飾る衣に纏う香のように薫らせる。》

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つまり「令和」とは「めでたく和やか」の意となる。「れいわ」という響きも良いし、穏やかで静かな感じのする元号ではある。

が、「令」という字面がなんとも引っ掛かる。「命令する」という意味があるし、「~せしむる」という使役動詞としての役割もあるからだ。上記の同じ原文から採るとすれば「淑和」としたほうが良いような気がする。ただこれだと頭文字がSとなって不都合なのかもしれないが。

また、初めて国書を出典としたということで評価されているが、それが中国と折り合いの悪い現政権の姿勢と関係するのだろうかと考えると、なんだか複雑な思いもある。しかしまぁ私としては「安」とか「晋」が使われなかったことで安堵したのであった(笑)。昭和が平成になったときと違い、なにやら楽しい雰囲気で新元号が決定したこともまた喜ばしいことだったと思う。

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卒業式の袴

たまたま所用で母校の近くへ行ったら、通りの向こうで信号待ちをしている袴姿の女子学生が二人。そうか、きょうは卒業式だったか。信号が青になって道路の真ん中あたりですれ違うとき「おめでとう♪」と声をかけたら、「ありがとうございます♪」と明るい声が返ってきた。いいねぇ若い娘さんは!\(^o^)/

私が卒業した当時は(37年前だ……○| ̄|_)女子は洋装と和装が半々くらいだったような気がする。和装はいわゆる晴着だが私も成人式のときに誂えた振袖を着た。袴はあまり多くなかった。弓道部の子が部活動で着る袴を着ていたのは覚えているが。夕方のニュースできょうの卒業式の模様を見たら、女子はほとんど袴であった。

ところで、ここ2~3年、小学校の卒業式でも袴姿で臨む児童が増えていて、賛否両論のようだ。反対の立場の世論としては、あまりに華美ではないか?とか、経済的な理由で袴を着られない児童がかわいそうじゃないか?とか、小学校の卒業式でなんでそんなに大騒ぎするのか?とかのもっともな意見が見られる。制服が決まっていないのなら別に何を着たっていいんだろうけどサ。私は違和感を覚える。

何故大学生ならよくて小学生だと違和感があるのか。私なりに考えてみると……。大学というのはいわゆる最高学府だ。歴史的に見て女子が最高学府を出るというのはごく最近、せいぜい百年ほど前からのことだろう(私立の女子専門学校はもうちょっと早いかな)。そんな時代に、男子と肩を並べて大学を卒業し社会に飛び出していくほんの一握りの女子学生というのは、どんなに晴れがましいものであったろう。だから、当時(大正~昭和)の女子学生へのノスタルジーから、彼女らのファッションであった袴をはくというのは頷けるものがあるように思う。

翻って、小学生はどうか。袴であることの必然性に思い当たらない。単なる女子学生の真似か、マンガや映画の登場人物のコスプレか、ぐらいしか思いつかない。卒業して社会に出るわけでもない、義務教育の続きである中学に上がる通過点に過ぎないわけで、通過儀礼というほどの意味合いもなさそうだ。いっそ十二単の女子や鎧兜の男子でもいれば「ああ、単なる仮装イベントだと思っているのだな」と納得もするが、何故みんな「右へ倣え」の袴なのだ?

というわけで、私は「小学校の卒業式で袴を着用することの意味」並びに「なぜ袴オンリーなのか」がわからないのである。普段着よりもちょっと余所行きのきちんとした服を着ればいいんじゃないの?と思う。

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スイートピーを買う

お花屋さんの店先のスイートピーに心惹かれて、すべての色を1本ずつ買って帰った。ささやかながら自分へのプレゼントだ。きょうが柔らかな陽ざしの晴れの日なのも嬉しい。

本日、誕生日。父よ母よ、連綿と続くご先祖さまよ、ありがとう♪

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(備忘録190228)

いやいや、一ヶ月が早いのなんの(汗)。生存証明のためにちょっと書いておこう。

・米朝会談不調に終わる
なんか上手くいかなかったみたいだが、私も含めて私の周りの人間は誰も何も期待なんかしていなかった。いや、確かに北朝鮮の非核化は是非やってもらいたいとは思う。でもあの二人が良い方向に向かって足並みそろえて進んでいくなんてことは想像もできないし、もしそんなことであの二人が世界に平和をもたらしたなんて言われることにでもなればなんだか無性に腹立たしく思える(笑)。もちろん誰かさんが推挙したというノーベル平和賞なんて論外ですね。(-。-)y-゜゜゜

・『フラジャイル』13巻
生体腎移植の件で、ある医学雑誌のバックナンバーを40年分調べるというところで終わった。時間が迫る中、みな必死の形相をしているが、それ、医中誌Webで一発だから。宮崎先生、図書館を利用したことないの~?って思ってしまった(笑)。

・まんぷく
NHK朝の連続テレビ小説を観ると、やたらとチ〇ンラーメンが食べたくなる(笑)。どうやら皆さんが同じことを思うらしく、最近値上がり傾向らしい。←当社の仕入れ担当者談。NHKがコマーシャルしてるようなもんだね。

・今上天皇在位30年を祝う記念式典
天皇陛下のスピーチで同じところを読もうとされたときに皇后陛下が助け船を出された件。微笑ましかった。良いご夫婦だなと思う。周りの皆が青くなっていただろうのに、あのお二人だけが悠揚迫らぬご様子であられた。ああいうのを「気品」と言うのだろうなあ。感服した。ついでに、数十年前の国会である大臣?が原稿を1枚飛ばして読んだことも思い出してしまった。皆が気付いたのに本人だけが気付かなかったというね……。┐(´ー`)┌

・『古事記異聞』(高田崇史著)2分冊読了
出雲地方の神社がわんさか出てくる。ほとんど行ったことのあるところばかりだったから興味深く読んだ。2件の殺人事件と、出雲の謎を研究する女子大学院生の行動が交錯する構成だが、殺人事件のほうは要らないんじゃないかと思う。でもそうすると全然売れないんだろうな(笑)。私が気になってしかたがない「ホシノカカセオ」という神の正体については、ちょっとそれはどうなの?と思わなくもないが、いろいろ参考にはなった。ヒマになったらもう一回読もう。

・マンガワン
先日、当ブログのBJ関係の一つの記事に数百件のアクセスが集中した。小心者なので何事かとビクビクしたが、どうやらその日にマンガワンとやらいう漫画アプリで私が記事で取り上げたエピソードが公開されたらしい。マンガワンで読んだ後にタイトルで検索したら拙ブログが引っ掛かったということのようだ。これまでにも何度か、たった一つの記事にアクセスが集中したことがあったのだが、今回理由がわかってよかった。ε-(´∀`*)ホッ

・はやぶさ2
22日、無事に小惑星「リュウグウ」に着陸! すごいなあ! ただただ感動! 今度はどうか無事に地球に生還してくれと祈るばかりだ。それにしても「リュウグウ」の各地につけられた地名は楽しい。ウラシマクレーターとかオトヒメ岩塊、モモタロウクレーターにキビダンゴクレーター、キンタロウクレーターもある。トコヨ地溝、ホウライ地溝なんてのも面白い♪

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きょうは涅槃会

一昨日、親友Mのお母さまの四十九日法要に列席した。日差しの明るい日で、成仏なさるにふさわしい日に思われて嬉しかった。本堂で参列者みなで読経した後、住職さんが傍らに掛けてあった大きな涅槃図の説明をされた。2月15日が釈迦入滅の日ということで、2月には掛けるのだそうだ。江戸時代の作だが、極彩色が鮮やかに残っている。

右を下にして横になる釈迦の周りに大勢の弟子や鬼神や動物たちが集っている。空からは釈迦の母であるマーヤ夫人が雲に乗って降りてきている。マーヤ夫人は釈迦を救うための薬を持って来られたのだそうだが、それが間に合わず釈迦は亡くなってしまわれたのだそうだ。また釈迦の後ろにはサーラの木が8本。釈迦の死に際してこのうち半分は枯れてしまったが、残り半分には花が咲いたのだとか。また、ムカデや蚊まで描かれている動物群の中には何故か猫がいないのだそうだ。本山にある涅槃図には猫も描かれているから是非観てみてくださいとのことだった。

以前「大般涅槃経」を読んだことがある。原題「マハー・パリニッバーナ・スッタンタ」。釈迦の最後の旅と入滅、その後が描かれている。釈迦は80歳で亡くなるギリギリまで教えを説き続け、生まれ故郷に帰ろうとする旅の途中で食中毒が原因で亡くなった。普通の死と違い、釈迦は「涅槃に入った」とされるので、死後に六道のどの世界にも生まれ変わらず輪廻から脱却しておられるはずだ。われわれが言うあの世、いわゆる浄土にも生まれ変わっておられないことになる。マーヤ夫人とも再会されていないのかと思うとちょっと哀しい気もするが、涅槃に入ることこそが釈迦の考える理想すなわち解脱だったのだろう。

日本の仏教はあまねく大乗仏教で、しかも私が小さい頃から慣れ親しんだのは「死んだら浄土に生まれ変われる」という教えだから、あの世へ行けばお祖父ちゃんやお祖母ちゃんや父やMのお母さまにもまた会えると信じているところがある。浄土という概念をいつ誰が思いついたのか知らないが、涅槃に入ることなど思いもよらぬ煩悩にまみれた凡夫の身には、その世界観はありがたい。

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