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天狗参上

録画しておいた『鞍馬天狗』を観た。私にとって天狗と言えば高橋英樹さんの印象が強いが、野村萬斎さんもちょっと線の細い天狗で好印象。『陰陽師』を観たときもそう思ったけれども、この人はやっぱり着物の着こなしや所作がうっとりするほど綺麗だ。静止したとき、目線も含めてピタリと決まる(←これは、視線でなく目線でいいんだよな)。

で、天狗は良いのだが、桂小五郎や近藤勇や土方歳三の配役がちょっと老け過ぎているように感じた。当時皆30代前半くらいではないかと思うが、どう若作りしても40代に見える。もっと若い俳優さんで重みのある演技のできる人はいなかったのかしら? 幕末~維新の時代は坂本竜馬はじめ若者が活躍した時代だという印象があるので、ちと違和感がある。

大佛次郎の原作では、鞍馬天狗の本名は倉田典膳(維新後はもっとモッサリした名前に変わったと思う)。イカのようなシルエットの宗十郎頭巾に顔を隠し勤皇の志士に助力する、反権力反体制、個人主義自由主義のヒーローだった。ドラマでは公家の出身で幼少の頃から不遇をかこつ身として描かれていた。従姉妹に当たる白菊の存在が気になるところ。あと、黒姫の吉兵衛の登場が待ち遠しい。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

鞍馬天狗ですか。聞いたことはあるけど見たことはないと。きっと舞台は京都なんだろうなぁ。
野村……まんさいさんでいいのかな?教育テレビの。日本語で遊ぼうの。トレビーノの。狂言師の。普段の声は意外に普通な、あのまんさいさん。大好き。
以上。

投稿: もりびと | 2008年1月19日 (土) 01時54分

もりびとさん
昔「とんま天狗」ってのもいましたが、鞍馬天狗の方は正真正銘、大衆文学のヒーローです。幕末の京が舞台です。
そう、その「まんさい」さんです。もりびとさん、お好きなんですね。ならば『鞍馬天狗』お勧めします。NHK木曜時代劇です。

投稿: わかば | 2008年1月19日 (土) 23時51分

こちらでも今晩は。
今まで不義理していたぶん,今日はゆっくり読ませていただき,そして書かせていただきます。

やはり高橋英樹版鞍馬天狗,ご存じでしたか。
拙エントリでも述べましたが,あの当時のNHK金曜時代劇は子どもの頃結構好きで,喜んで見ていました(「開化探偵帖」とか「男は度胸」,そして「天下御免」とか・・・)。
ですから,私にとっての天狗は嵐寛ではなく,高橋英樹なんですね・・・(ついでに近藤は,瑳川哲朗さんに限ります・・・)。
・・・と,この手の根多ならいくらでも出てくるのですが・・・(自粛)

仰るように,脇を固める桂・近藤・土方がいかんせん小者でしたね。
でも,萬斎さんの所作の一つ一つが水際立って美しく,さすが舞台を踏んでいるだけ有ると思いました。
高橋英樹のような押しの強さはありませんが,公家の落胤のような設定が似合う,白皙の貴公子然とした立ち居振る舞いは,今世紀の鞍馬天狗に相応しいと感じました。

大河も木曜時代劇も月9も新しい装いになりましたので,しばらくTVを楽しんでみようかと思います・・・。
・・・ということで,こちらにも謹んでTBさせていただきます。

投稿: koshi | 2008年1月20日 (日) 21時22分

koshiさん
こちらでもこんばんは。
トラックバックありがとうございます。こちらからも後ほどぶつけさせていただきます。m(_ _)m

わはは♪ やっぱり同世代、観てきたものは同じですね。嬉しくなってしまいました。鞍馬天狗といえば高橋英樹、近藤勇といえば瑳川哲朗ですよね(「トシさん、ワシもそう思う」という『新選組血風録』の船橋元も印象深いですが)。
高橋英樹の天狗と言われてまず思い出すのは割れた裾から見える真っ白な下帯だったりしますが、それくらい豪快な殺陣でした。野村萬斎の天狗は、どこか牛若丸を彷彿とさせるような身の軽い、舞うような殺陣が綺麗だったと思います。なかなか良かったですよね。

今までこの時間帯は割りと真面目な時代劇をやっていて、あまり真剣に観たことがなかったのですが、このテの時代劇は大好きなので、楽しみができたと喜んでいます。

投稿: わかば | 2008年1月20日 (日) 23時51分

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木曜日録画したものを,ついさっき見ました。NHKとしては何と39年ぶりのリメイクとなるのではないでしょうか。前作の放送が,確か昭和44年秋から翌年までという時期でしたが(覚えている自分が情けない,というか齢を重ねたもんだ・・・。次作は「男は度胸」という柴田錬三郎原作「徳川太平記」だった筈),10歳にも満たぬ私はこの番組が好きで,毎週金曜夜8時を楽しみにしていた記憶があります。 ですから,「鞍馬天狗」と言えば,一般的には嵐寛寿郎なんでしょうが,私にとっての「鞍馬天狗」はやはり高橋英樹ということになり... [続きを読む]

受信: 2008年1月20日 (日) 21時24分

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