『あらしのよるに』原画展
9時半には診察も終わり、本日休暇の夫とどこかへ出かけようということになった。映画『MW』を観に行こうかとも考えたがどうもいまひとつ食指が動かず、先日行きそこなった「『あらしのよるに』あべ弘士絵本原画展」を観に行った。いろんなタッチで描かれている迫力のある絵を堪能する。展示室の前では『金田明夫の絵本ひとり語り・「あらしのよるに」ステージDVD』が放映されていて、そこからかすかに聞こえてくる歌も雰囲気を盛り上げてくれた。
木村裕一作・あべ弘士絵の原作は、文庫化されているシリーズ第5作「どしゃぶりのひに」までしか読んだことがないけれども、中村獅童と成宮寛貴が声を当てたアニメ映画は観た。だから物語の経過と結末は知っているのだが、展示されている原画とひらがなだらけの平明な文章を読み進めていくうちにどんどん引き込まれていって、思わず涙ぐんでしまった。我ら夫婦の他には、ちょっと年上と思われるご夫婦が一組いらっしゃっただけだったから、ハンカチ握り締めてグスグス言っていても誰にも気付かれなかったのが幸いだった。
帰宅してから『あらしのよるに』の文庫本を再読したことは言うまでもない(笑)。ネットで探して演劇集団・円の舞台版もちらりと観た。ちなみに、以前に書いた文庫本の感想はココとココ、映画を観た感想はココ。こんなに何度も取り上げた作品も珍しい……というか、たぶんこれしかない(『BJ』は別格として)。たぶん自分でも気付かないくらい大好きな作品なのだろう。文庫版は再編集されたものなので、『特別編 しろいやみのはてで』を含む大型版を手元に置きたい気持ちは大いにある。でも読むたびにドップリ浸かってしまうことが目に見えているので躊躇しているところだ。きょうもグッズ売り場で販売されていたのだが、結局買わずに帰ってしまった。う~む、どうしようか……。
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