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きょうが盛り

たぶん今年の桜の盛りはきょうだったと思う。明日からは花吹雪が見ものだろう。ということで、きょうは夫が営業に行く車に便乗してお花見をした。

Photoまずは自宅近くの普門院。松江城から北東方向に程近いところにあって、お城の鬼門を守っている寺である。手前の橋は通称「小豆とぎ橋」。小泉八雲の『怪談』に取り上げられている橋で、この橋の下には夜な夜な女の幽霊が出て小豆をとぐという。またこの橋の上で謡曲「かきつばた」を謡うと恐ろしいことが起こるとも言われているので、とても口に出して言う勇気はないが、渡るときにはどうしたって業平の「からころも きつつなれにし 妻しあれば ……」を思い出してしまう橋である。境内に桜の木は1本しかないが、塀越しに見える風情はなかなか良い。

Photo_2続いて、一気に日本海側へ。島根半島の恵曇(えとも)漁港を見下ろす高台の公園からの景色。風も止んでうららかな春の海だった。うっすら隠岐の島影も見えたが、写真には写らなかった。

『出雲国風土記』には、こうある。
「恵曇郷。郡家の東北九里四十歩なり。須佐能乎命(すさのをのみこと)の御子磐坂日子命(いはさかひこのみこと) 国巡行し坐しし時、此の処に至り坐して詔りたまひしく、『此処は国稚(わか)く美好(うるは)し。国形、畫鞆(ゑとも:画にかいた鞆)の如くなるかも。吾が宮は是処に造事らせむ』と詔りたまひき。故、恵伴(ゑとも)と云ふ。神亀三年に、字を恵曇(ゑとも)と改む。」

Photo_3神亀三年(726)からずっとここは「恵曇」という地名なのである。いや、それ以前から漢字は違えど「ゑとも」と呼ばれてきた所なのである。1300年前から地名が変わっていないというのは、なんだかとてもすごいことに思われてならないのだけれど……。

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