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宍戸版『BJ』と宝塚版『BJ』

Kさんのご厚意で、『BJ』の宍戸錠版と宝塚版を観ることができた。感謝感謝である。きょうは簡単に感想などを。

まずは宍戸版BJ『瞳の中の訪問者』(1977年東宝)。あらすじなどはこちらを参照していただくとして、原作「春一番」の映画化である。オープニングには原作の絵が使われていて、いい感じ。劇中ヒョウタンツギやスパイダーなどもちょこちょこ出てくるが、内容は2時間サスペンスのようなシリアスなものなので、笑っていいのかどうか悩むところ(笑)。

この話ではBJ先生は狂言回し的な存在で、全編中3分の1も出ていただろうかというくらい出番は少ない。なんだか全体的にどろどろした暗い雰囲気のメロドラマで、原作の持つ「恋に恋する少女」のほんわかした明るさが見受けられない。

まあ一番の見どころは、なんといっても宍戸錠の顔面半分が「青い」ことだろう。これも笑うところなのか、大いに悩む。しかし、ビデオの状態があまりよくなかったことも幸いして、暗い画面で遠目に見ると原作のBJ先生そっくりに見えたりするので、なんだか得した気分♪

続いて宝塚版BJ『ブラック・ジャック 危険な賭け』(1994年公演 花組)。BJには安寿ミラ、あらすじはこちら。これがね~、めっちゃカッコよかったんだわ~♪ 観るまでは、女性が演じるBJってどうなの?と思っていたが、そんな心配は杞憂に終わった。BJはあくまでニヒルでクール。どことなく悲愴感が漂っていて、背負った過去の影がちらほら見えるところもとてもセクシー。それにマントを着た立ち姿がもうなんとも言えないくらい美しい。動きにつれて翻る様子、光沢の具合。やっぱ先生はマント(コート)だね!

めぐみさんにそっくりなアイリス中尉を一目見たときのBJは可愛い。それまで悠然と構えていたのが、急にあたふたして札束をかき集めると去っていこうとする。劇中ではめぐみさんは「(BJが)幸せにし切れなかった女性」と描写されている。この、私が見せていただいたTV放送分は、実際の公演のところどころがカットされて編集されたもののようで、噂に聞いている先生とめぐみさんのキスシーンもなかった。だから、めぐみさんはあんまりクローズアップされてはいないのだが、めぐみさんとそっくりなアイリス中尉とケイン(真矢みき)の恋を後押ししようとするBJ先生の心中はいかばかりか、などと想像したりする。そういえば、原作の先生も、恋人たちにはいつも優しいなぁ~。

頼まれれば女王であろうとそれに反旗を翻す独裁者であろうと治す、と言い放つBJもカッコいい。政治的思惑などは彼とは無縁。彼が見つめているのは常に患者だけ。脚本もしっかりしていて、好もしいBJ先生に会えたという印象だった。何より、BJ先生ってやっぱカッコいいんだという事実に改めて気付かせてもらったことが嬉しい。

宝塚の舞台なんてTVでやらない限り観たこともなかったが、安寿ミラさんのことを一発で好きになった。調べてみたら、私と同学年で誕生日も近い。なんだか嬉しい♪ 関係ないが大塚明夫さんも同学年だ。ふっふっふ~♪

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