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クロちゃんの夏休み

夏休みもそろそろ終わり。きょう、わが家のお向かいの家ではまだ宿題が終わらないらしく、朝からお母さんと小学校3年生の男の子がぎゃんぎゃんと大騒ぎをしていました。聞こえてくるお母さんの怒号から察するに算数のドリルか何かをやっておられたようですが、いや、微笑ましくてよかったですよ(笑)。

で、思ったです。黒男先生にはこんな思い出はないんだろうなぁと。8歳のときに事故に遭って、お母さんはその後しばらくして亡くなって、お父さんは外に女性作って家庭を放棄して……。宿題を手伝ってくれる人なんかいないわけです。自由研究やら工作やらも、不自由な身体で自分ひとりでやったんでしょうか。夏休み明けに友達が立派な昆虫採集の箱なんか持って来てるのを、悔しい思いで見てたのかもしれませんね。

OVA版のオープニングに、黒男少年が麦わら帽子かぶってランニング姿で昆虫網だか釣竿だかを持って出てくるのがあります。いかにも夏休み~!という感じの絵なんですが、小学校中学年~高学年くらいに見えますから、実際にはまだ満足に歩くこともできなかった頃だろうと思います。これは、こういう夏休みを過ごしたかった黒男少年の夢を描いてあるのかなと思います。

「アリの足」で、広島から大阪まで歩き通したのは、もしかしたら夏休みのことだったかもしれません。何日かかったのかわかりませんが、足の不自由な少年が300キロもの距離を歩くほど長期に学校を休めるのは、春休みなどでは日数が足りないように思います。小学校6年生の夏休みのことではないかと、私は推測していますがどうでしょう。

この時期、おそらく運動は苦手……というかできなかったんじゃないかと思われる黒男少年ですが、その分勉強はよくできたようで、「クラスじゃあズバぬけてトップだった」という間久部の証言があります(「指」。ただし「指」での間久部は中学校の友だちということになっている)。バカにするやつらを見返してやりたいという負けん気の強さで、必死に勉強したようです。その結果、身体は不自由だけど勉強のできる間クン、という地位を確立していたんじゃないかと想像できます。

間久部の述懐だけを読むと、いつも間久部とだけ遊んでいた黒男少年、孤独を慰めあう少年二人というイメージが浮かびますが、小学校の同窓会などでは、一人でいるBJ先生の周りにどんどん同級生が寄っていっていますから、決して嫌われていたというわけではなさそうです。孤児という設定だった「友よいずこ」ではタカシという親友もいますし、ちょっと近寄りがたい雰囲気はあったかもしれませんが、一目置かれる存在だったのではないかと思います。

本もたくさん読んだのだろうなと思います。決して、なっちゃんが見せてくれるマンガだけではなかったでしょう(笑)。夏休みの読書感想文の宿題、どんなのを書いたんでしょうね。読んでみたい気がします。

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