« (備忘録110223) | トップページ | (備忘録110225) »

大人の遊び場

先日、「小学4年女児、サイト不正アクセスで補導」というニュースを目にした。「アメーバピグ」での話らしいが、同様のサイト「ニコッとタウン」で遊んでいる身としては、いろいろ思うところもあった。

確かにこの女児も悪いが、仮想通貨と引き換えにIDとパスワードを教えた中学生も悪い。ついでに両者の親も悪い。善悪の判断もつかない者、自身の危機管理ができない者はこんな場所で遊んじゃいけない。遊ぶなら、親の監視の下というのが絶対条件だ。そしてもしもその親が監視もできなければ善悪の判断もつかないというのなら、小学4年女児はむしろ被害者だ。

私は、本来こういうサービスは対象を大人のみに限定すべきものだと思う。そりゃあ大人にだってバカはいるから、騙す人間も騙される人間も出てくると思うけれども、それはもう自業自得というものだ。ネットコミュニティの常識を知らなかったということで警察沙汰にするほうが恥ずかしい。子どもが大人だと偽って遊ぶこともあるかもしれないが、そこで問題が発生してもそもそもの申告にウソがあったわけだから、それもまた自業自得だ。

少なくともこういうサービスは、その利用者が皆で安全に友好的に遊ぼうとする姿勢を持っていなくては成立しない。一般の社会と同じで、たまには諍いが起こることも当然あるけれども、基本的にはその構成員が悪意を持たずに参加しているという共同幻想がある。自分の得になることのみを考える者は、そもそも居てはいけない存在なのだ。

見知らぬ他人を思いやって気持ちよく過ごそうという大らかな気持ちが、まだ経験上持てない子どもは、だからこんな遊びをすべきじゃない。小4女児も中学生もまったく気の毒だとは思わないが、こんな世界に足を踏み入れるきっかけがあったことについては、「運が悪かったね」くらいは言ってもいいかもしれない。

|

« (備忘録110223) | トップページ | (備忘録110225) »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

うむむ…ネット全般に言えることは自業自得とか自己責任とかいう『難しい言葉』の意味が理解できる人が利用する資格のある世界だと思いますね。ニコタにおいても「○○(←アイテム名)を3万円で売ります」「△△を8万円で売ってください」と平然とブログで募集・交渉・成立しているのを見かけます。人の価値観はそれぞれなので仮想空間のイラストひとつに多額の金を注ぎ込むのは個人の自由でしょうけど…3万・4万・5万出すと言いきる小学生の親は何をしているのかと他人事ながら心配になります。未成年である以上は保護者も「知らなかった」で済まされることではないと思います。今の時代…1万円稼ぐのにもオトナは四苦八苦しているわけでネチケットの前に金銭感覚も教育する必要があるのではないでしょうか。もちろん学校ではなく家庭での「親のしつけ」の範疇でお願いしたいと思います。これも余計なお世話…なのかな。

投稿: くるみ | 2011年3月 1日 (火) 10時23分

くるみさん
おお、コメント読んでびっくりしました。ニコタのアイテムを現金で手に入れようとする輩がいるのですか。それはもしかしたら「違反申告」の対象になるのでは?
しかしなんとも嘆かわしいことですね。欲望丸出しのありさまがいやはや見っともない……。
ニコタを非課金で楽しんでいらっしゃるお友達のところに「変な格好。課金すれば?」みたいな無礼な書き込みがあったことがあります。良識ある大人である私としては「こらこら、初めて来た者が事情も知らずにそんな頭の悪い書き込みするんじゃないよ」と軽くたしなめるに留めましたが、他の皆さんからも集中砲火を浴びておりました。
仮想世界のこととはいえ、子どもが常識に外れたことをしたときに大人が注意を喚起することは、決して余計なお世話だとは思いません。言うことをきくかきかないかはわかりませんが、それで世の中にはそれなりのルールがあることに初めて気付く場合もあるのではないかと思います。それくらい世間を知らない状態でいっちょまえな顔してネットなんかやってるから、今回のような事件も起こってしまうのでしょう。金銭感覚もなければ恥も知らない。いやはや……。
私はニコタでは口やかましいおばはんでいようと思います(笑)。

投稿: わかば | 2011年3月 1日 (火) 21時43分

「○○を3万円で売ります・買います」はわたしも法的違反ではないかと思い事務局に問い合わせたことがあります。事務局からの回答は「現金の受け渡しで無い場合は違反行為ではない」とのことでした。つまり「○○が欲しい人=A」と「○○を譲る人=B」がいるとします。AはBの希望するニコタ品を(何ヶ月もかけて)3万円分購入しプレゼントまたはフリマでBに渡す。Aは3万円分のニコタ品を受け取った後で○○をプレゼントまたはフリマでBに渡す。これらの交換では違反にならないと言うことです。「現金の受け渡し」ではなくあくまでも「ニコタ品のやり取り」になるというのが事務局の見解です。しかし俗に言う「レア品」などは2ケタ万円で交渉ブログが書かれているわけです。現実的に考えると2ケタ万円を超える金額をニコタ品で消費しようとすると何ヶ月…いや…何年かかる話なのかと思います。そうなると結局は外部ブログに誘導したりしてもっと危ない話(RMT・犯罪他)になるのではと危惧しますね。

わたしの場合…いえ…世間の大人(なかでも主婦)は「3万円あったら□□に行きたい・買いたい・食べたい」などリアに物欲(貯金含む)が働くのが普通だと思うのです。仮にニコタ品にどうしてもどうしてもどうしても…欲しい品があったとしてもン十万は使わないはずです。主婦でなくても自分で働いて「お金を稼ぐ」ことをしている人間は多かれ少なかれ金銭感覚を持ち合わせていると思います。結局のところ問題となるのは「お金を稼ぐ」ことのない小中高生になりますよね。この元記事も小学生でした。

知恵袋のある某ポータルサイトのオークションにはアイテムだけでなく島ごと出品されていたりするので驚くばかりです。ニコタだけではないとは思いますがいつか事件が起こってオオゴトになってそこで初めて慌しい対応がなされるんだろうなと思います。

ああ…蛇足なことをダラダラと書いてしまいました。申し訳ないことです。

投稿: くるみ | 2011年3月 7日 (月) 12時48分

↑何だか薄暗い話になりましたがニコタは楽しいですよね。はい。

投稿: くるみ | 2011年3月 7日 (月) 12時54分

>くるみさん
おかげさまで実情を知ることができました。ありがとうございます。
いやはや、ただただ呆れるばかりです。たかが2次元の遊びにそこまでヒートアップするということ自体が信じられない思いです。
おっしゃるとおり、そんなことをするのは「子ども」だろうと思いますが、彼らにとっては2次元の仮想社会のほうが現実で、リアは現実味の薄いものなのかもしれませんね。ネットが使われ始めたころのサイトには「虚構と現実の区別のつかない人は見ないでください」などと注意書きがしてあるものがあって、そんな奴はいないだろう(いてもごく少数)、これはいわゆるPL法対策みたいなものだろうと思っていたのですが、まさにそういう事態が当たり前に起こりつつあることをひしひしと感じます。
くるみさんが書かれた中では、ヤフオクに島ごと出品するというのがニコタ的には違反行為になるのでしょうね。現金の授受になるでしょうから。いやはや、スゴイな……。
まあ、私の考えとしては、そういう輩はどんどん悪いことして痛い目に遭えばいいと思っています(にっこり)。
ニコタは束の間現実を忘れて粋に遊ぶところ。そういうスタンスで楽しみたいですね♪

投稿: わかば | 2011年3月 7日 (月) 16時17分

2次元の仮想社会のほうが現実でリアは現実味の薄いものなのかも→確かに確かに。コドモとオトナの違いと言うよりも「生まれた時からネットがあるか否か」かもしれませんねぇ。わかばさんの「そういう輩は痛い目に遭えばいいと思っています」には笑えました。にっこりではなくニンマリと。(←わわっ!…イジワル過ぎるかしら)

投稿: くるみ | 2011年3月 8日 (火) 14時09分

くるみさん
>「生まれた時からネットがあるか否か」
まさにそういう違いなのでしょう。いちおう世間の常識を知ってからネットを覗くのと、そんなことを知らないままに当たり前な顔してネットに飛び込んでくる彼らとでは大きな違いがありますね。
リアでもネットでも常識はずれなことをすればその責任を取らなくてはならないのは当たり前。だからどんどん痛い目を見ればいいと思いますよ。ご同意感謝♪

投稿: わかば | 2011年3月 8日 (火) 23時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大人の遊び場:

« (備忘録110223) | トップページ | (備忘録110225) »