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じっとがまんして待つんだ

この度のような大規模災害や大事故があったとき、BJ先生ならどうするだろうかと考えてみる。現地にすっ飛んで行くだろうか。いや、何しろ無免許なのだから堂々と乗り込むようなことはできまい。しかし心配はいらない。こういうとき、先生は大概その渦中か周辺に居合わせる運命になっている。好むと好まざるにかかわらず、先生は救命救急に勤しんでおられるのである。

#15「ダーティー・ジャック」でトンネルの落盤事故。
#32「閉ざされた三人」では地震によりエレベーターに閉じ込められる。
#41「植物人間」では海難事故。
#55「ストラディバリウス」は飛行機の不時着。
#66「火と灰の中」は火山の噴火。
#111「タイムアウト」は交通事故。
#119「ハリケーン」は台風。
#147「昭和新山」は火山での遭難(?)事故。
#168「三者三様」ではガス爆発。
#172「命のきずな」では飛行機事故。
#223「もらい水」で地震。
#242「オペの順番」では船が座礁。

ざっと挙げただけでも、これくらいは巻き込まれておられる。自分からしゃしゃり出た場合もあるし、警察から頼まれた場合もあるが、自分も被害に遭いながらというケースも多い。自然災害でそこから逃げ出すこともできないというケースは「閉ざされた三人」と「ハリケーン」。自らの命を危険に晒すという点では「タイムアウト」が一番スリリングか。

きょうはGさんと「閉ざされた三人」について話していたのだが、なんでこの人はちゃんと説明しないかなぁ、と……(笑)。エレベーター内の酸素を少しでも節約するために、大怪我をした父親(マグマ大使)を仮死状態にするしかないのだと、息子(まもる)に説明しないところがこの話のキモなのである。

案外、後で蘇生させる自信なんてまったくなかったから、そんな説明できなかったんじゃないかというGさんのご指摘は一理あると思う。自分も助かるかどうかわからない状態でそんな無責任なことは言えないとBJ先生が考えたとすると……、ますます、惚れてまうやろー(笑)。

いずれにしても、これは極限状態の賭けだ。1人死ぬか、3人死ぬか、それとも3人とも助かるか。BJ先生は3人助かる道を選択している。もしも、あと少し救助隊が来るのが遅かったならば、先生は迷うことなく息子の方にもインシュリンを大量投与したと思う。生きるか死ぬかギリギリのところでどう行動するか。息子を助けるために自分を殺せと言う父親の愛情にもホロリとする。父親を殺させまいとする息子もあっぱれだ。迫り来る死を前に3人それぞれが大切なものを守ろうとしている、これは究極の人間ドラマなのだろう。

昨日は地震から9日ぶりに生存者が2人救助された。本当に良かったと思う。最後の最後まで、希望を捨ててはいけませんね。

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