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アフレコの現場

Photoニコニコ動画で『BJ』OVA版の生アフレコの様子を観ました。午後2時から3時半までの予定が15分ばかり延長され、途中一部、大塚さんもおしゃべりに加わっての生放送でした。一般会員の私は、視聴者2万4千人になったあたりで一度退出させられましたが、入り直してからは最後まで観ることができました。

出崎監督の遺作となった『BJ』の宣伝という意味もあったでしょうが、それ以上に、将来アニメ制作に携わろうと希望している若い人たちに、制作の現場を見てもらいたいという意思が感じられました。実際、視聴者からのコメントを読んでいると、『BJ』のファンというよりも大塚さんのファンや声優オタクさんたちが多いように感じられました。声優さんが入れ替わり立ち替わりマイクの前に立たれると、即座に私の知らないアニメキャラ(であろう)の名前がコメントされるという状況で盛り上がっていました(笑)。

画面からはものすごい緊張感が伝わってきます。最初に一度通しで収録して、その後に部分的に録り直すという手順のようでしたが、観ているだけで掌に冷たい汗が滲んでくるような緊迫感です。声優さんたちは音もなく台本をめくり、足音を立てないように場所を移動しています。途中でお腹が鳴ったり、「あくび」の演技で大塚さんが吹いてしまったりと、緊張が弛んだシーンもありましたが、それ以外はもう終始息詰まるような現場でした。

そして、声優さんたちがアフレコしておられる後ろの部屋では、プロデューサーさんたち(であろう)が「ここはもっと声を張って」とか「ここは歌うんじゃなくて言い放つようにしたほうがいい」などと、登場人物の心理状態を考察してあれこれ相談しておられます。録り直しということになると、声優さんたちが明らかに以前のとは違う声音でセリフを言われるのは「さすが」としか言いようがありませんでした。やっぱりプロの仕事は違いますね。

さて注目の「Karte11」ですが、下敷きとなる原作は「畸形嚢腫」のようでした。「白鷺転生(?)」という舞いを受け継いでいる西園寺家を巡る物語で、「命を生ける」や「コルシカの兄弟」を思い起こさせるエピソードもありました。

またきょうの画面で観た限りでは、ピノコの顔が以前より可愛らしくなっているようにも思いました。Karte11は桑原さん、Karte12は西田さんの監修のようです(聞き間違いでなければ)。TVアニメでも西田さんの描かれるピノコは可愛かったですから期待してよいのではないかと思います。

スタジオ内に出崎監督の遺影を飾っての収録だったそうですが、監督ご本人がとうとう観られなかった完成作品を、残ったスタッフやキャストのみなさんが一生懸命作り上げておられる様子が伺えて感動しました。DVDは今夏以降発売になるとのこと。去年5月頃に着手して、亡くなる一週間前まで出崎監督がかかりきりになって作っておられたという作品、買わないわけにはいきません。もう観られないかと思っていた新作を遺してくださっていたことに感謝です。そして改めて、監督のご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。(-人-)

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