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いつか理解できる日がくることを願って

吉本隆明が亡くなった。NHKで観た氏の講演の様子を記事にしたのはちょうど2年前の3月のことだった。そこでも書いたことだけれども、とにかく吉本隆明というのは難解で、ちょっとやそっとで理解できるものではないというのが一貫して私が持っていた印象であり、また事実、私にはまったく判らなかったものである(汗)。しかし、経済学部の学生がマルクスの『資本論』を読まねばてんでお話にならないように、文学部の学生にとっては吉本隆明を読むことは(あるいは読んだふりをすることは)必要最低条件だったように思う。

ということで、いまでも私の書棚の片隅には『言語にとって美とはなにか』と『共同幻想論』と『心的現象論序説』(←これは社会に出てから買ったような気がする)が並んでいる。書棚の整理をするたびに、どうせ読んでも理解できないのだから売り払おうかとしばし考え、しかしこれを手放すことは自分の中で何か大きなものを失ってしまうことのように思われて、そのたびに書棚に戻される本たちである。

その思想や著作について私は一片の感想すら書くこと能わずだが、「吉本隆明」というブランドに憧れを抱いてきた者として、その死を悼みたいと思う。

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