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千三百年前のガイドブック

神社めぐりが楽しい。携帯するのは千三百年前のガイドブック、即ち『出雲国風土記』だ。当時とは場所が違ったり合祀されている神社も多いので、地図や研究書とにらめっこの下準備は必要だが、たいてい見つかる。千三百年前にもあったものが今もちゃんとあるというのは、すごいことではないか?

私には、信仰心というのはほとんど無い。神様の超人的な力は「困ったとき」くらいしか当てにしない。ただ神代の昔から人々が社を建て手を合わせて来た場所には、何とも言いようのない「気」がある。思わず身震いするような畏怖を感じる場所もある。そういう感覚こそが私にとっては神そのものなのであり、それは何かをお願いする相手などではなくて、どうかそこに鎮まって何もしないでいてくださいと祈らずにはいられないようなモノだ。信仰心は無いが、そういう神に会いたくて、神社めぐりをする。

先月はけっこう多くの神社を巡った。このブログに逐一載せようかと思っていたが、それよりもまずは自分できちんとノートにまとめようと思い立ち、ここんところ暇さえあればそれをやっている。まずは『出雲国風土記』に載っている399の神社を全て書き出し、その住所を調べ地図で確認する作業をした。次に『出雲国風土記』に登場する55柱(数え方はいろいろある)の神様の名前を書き出した。いまはそれぞれの神社の御祭神を調べている最中だが、それだけでノートが1冊終わった。

また、これらのことを書き出しているだけで、いろんな疑問が出てくる。どうしてこんな大きな神社が載っていないのだろう? この神とあの神は同じ神様か? この神様は男か女か? どうしてこの神様はそんなに怒ったんだろう? 等々。そのたびにあっちを調べこっちを調べ、ネットで検索していろいろ見ているうちにそもそも何を調べているのかを忘れたり、と大変に忙しい(笑)。

忙しいが、それがめっぽう楽しいのである。神須佐能袁命、素盞嗚尊(いずれもスサノオノミコト)などが漢字で書けるようになったり、アダカヤヌシタキキヒメノミコトなんてのが舌をかまずに言えるようになったのも嬉しい。古い色鉛筆を引っ張り出してきて神社リストを色分けしたりするのも楽しくてしょうがない。学生時代に戻った気分だ。パソコンでやればもっと綺麗なのができるだろうが、こういう楽しみは半減するに違いない。

今年は『古事記』編纂千三百年に当たり、それは日本全国どこへ行っても千三百年なのだけれど(笑)、『古事記』の約3分の1は出雲が舞台であるということで、殊にこの出雲地方においては記念イベントがたくさん予定されているようだ。同時期に編纂された『出雲国風土記』についても触れられることが多いと思われるので、今年はそういうイベントにも参加してみようと思っている。

おまけ:神社めぐりの途次に見上げたものいろいろ

Photo出雲大社にある日本最大の日の丸。掲揚塔の高さは47m、日の丸は畳75畳分。

Photo_3坂浦というところにある鞆前神社から見た断崖・牛の首。ものすごい威圧感。

Photo_4出雲市平田の風力発電のタワー。シュカッ、シュカッと音を発して回っている。

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