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日本語の響き

1週間ほど前だっただろうか、ネットのニュースで『アナと雪の女王』「Let It Go」(25ヵ国語Ver.)の日本語パートが話題になっていることを知った。日本語の響きが外国の人たちに「美しい」「なんてクリアな言語!」「クール」などと評されているらしい。松たか子さんの歌の上手さも相俟って、高評価を得ているのは嬉しいことだ。

以前から、日本語が外国人にどう聞こえているのかには興味があった。むかしタモリさんの「四ヶ国語麻雀」というのがあって、抱腹絶倒ものだった。長考でイライラさせるベトナム人(だったかな?)や、チョンボを責める中国人などのネタも面白かったが、なによりそれぞれの言語がそれらしく聞こえてしまうところが素晴らしかった。だからタモリさんのようなことをやれる外国人が日本語を聞かせてくれないかと思っていたのだが。

見つけた♪→ココ

日本語は1:01から。小生意気な姉ちゃんが無表情でブツブツ文句を言っているような感じに聞こえて、笑ってしまった。日本語は巻き舌もないし母音の発音がはっきりしているから、確かにクリアに聞こえる。また「日本語はカ行とサ行の音がよく聞こえる」とどこかで読んだことがあるが、ここでもやはり多少カ行とサ行が目立つようにも思う。全体的に平板なところもよく捉えてあるし、外国人には難しいと言われる促音も彼女はちゃんと発音できているので、彼女はよく日本語を聞いているなという印象を持った。

ついでに“Which Asian language sounds the best in your POV?”というのも聞いてみた。付けられたコメントを見ると、日本語がいいという人はけっこう多いようである。綺麗な言語の国に生まれたというのは、嬉しいね♪

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コメント

日本語の響きが美しいと海外で話題になっている、というのは、少し意外な感じがします。これまでにも多くの日本語の歌が紹介されてきたはずなのに、なんで今更、とつい思ってしまうんですね。(^^ゞ

考えてみれば、同じ曲にそれぞれの国の言葉で詩をつけ、それを聞き比べるという機会は、あまりなかったのかもしれません。メロディーが同じであれば、どうしたって歌詞の違いに意識が向きます。その歌詞の意味が判らなければ、音の響きが注目されることになるのでしょう。

音符ひとつに一音をのせる日本語と、単語ひとつをのせてしまう外国語とでは、一音あたりの発音に軽重の違いが現れるような気がします。意味を伝えることに重きを置くのと、音の響きを愛でる意識の違い、と言ってしまうと大袈裟でしょうか。(^^;)

松たか子さんが歌を歌うことは存じていましたが、こんなに上手いとはついぞ知りませんでした。でも、この貴重な機会に彼女のような澄んだ歌声が選ばれたことが、今回の日本語高評価につながっていると思います。

桑田佳祐、という偉大なアーティストの出現以降、巻き舌で日本語の歌詞を歌うという風潮が広まりました。彼の歌を普通に歌ってしまうとなんとなく物足りなさを感じてしまいますが、日本語の響きの美しさを伝えられるような歌を、もっと多くのアーティストに歌って欲しいと心底願う次第です。(^^)

投稿: モトキ | 2014年4月 5日 (土) 22時11分

モトキさん
多くの示唆に富むコメントありがとうございます。

>音符ひとつに一音をのせる日本語と、単語ひとつをのせてしまう外国語
日本語と外国語の歌の違いはまさにそこのところだろうと思います。「きーみーがーーよーはー」式の音節の乗せ方に飽き足らず、外国語的なアプローチをし始めたのは吉田拓郎あたりが嚆矢ではなかったかと思います。更に桑田佳祐が日本語を外国語的に発音し始めて、日本の歌謡曲もずいぶん変化したような気がしますね。それでも依然、いまに至るも日本の歌は音符ひとつに一音節が基本ですが。

これって、考えると不思議な気がします。もしも日本語の歌が外国語の歌のように一音に一単語を乗せてしまうと、とてつもない速さで歌詞が進んでいってしまうことになりませんかね? まあ、そんな歌がたまにはあっても面白いとは思うのですが、きっと情緒も何もあったものではないと想像します。 

人が文章を聞いて理解できる速さは、日本人も外国人もそんなに違いはないはず。特に今回のように英語の歌詞が元々あってそれに各国語の訳詞をつけたような場合、各国語ともにほぼ同じ速さで歌詞の内容は進んでいっていると思われます。それが、日本語の場合は外国語に比べて極端に少ない語彙数で賄えるというのは、主語が省略できたり、韻を踏む必要がなかったり、漢語表現ができたり、複雑で微妙な感情を一語で表現できたり(英語の“Pain in my heart”は、日本語なら“切ない”の一語で済む)することが大きいのかもしれません。また、日本人特有の「察する」という部分に負うところもあるのでしょう。

こういうことは他の言語と比較しないとわからないことですが、今回のような試みがあると、日本語の特殊性や長所や短所がわかって面白いですね~♪

投稿: わかば | 2014年4月 7日 (月) 23時19分

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