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2014年9月

告知 ならびに無謀な試みの顛末

2014年10月12日(日)11:00-16:00 綿商会館4F
上記のイベントに、(私は当日参戦はできませんが)サークルのメンバーの一人として参加させていただきます。スペース、サークル名等は以下のとおりです。
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A10  BJ Secret Base
題名: Black Jack Fan Book
40ページ 300円
執筆者: EDGEさん 神無月さん 鳴斗さん 私 の4名
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BJをこよなく愛するメンバーが寄り集まって1冊の本を作りました。当日会場へ行かれる方がおられましたら、是非お手にとってご覧くださいませ。m(_ _)m
以上、告知でした。

以下、言い訳とかその他もろもろ。↓

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『こころ』

Photo100年前の同日から連載が始まったのを記念して、朝日新聞紙上に4月20日から月~金に連載されていた夏目漱石の『こころ』が、本日の110回をもって終了した。毎日切り取って朝日新聞販売店からいただいた3冊のノートに貼り付けたのがこれだ。一日も欠かさなかった自分を褒めてやりたい(笑)。

『こころ』を最初に読んだのは中学生の頃だった。とにかく話がなかなか進まないのにイライラした(笑)。何やら屈託のありそうな「先生」の謎が明かされそうで明かされない。欠伸が出そうなのを我慢して読み続けると、話は郷里に帰った「私」と余命いくばくもない父親や家族のものに移る。いま読めば、寿命の尽きそうになっている父親や家族の描写に共感して胸ふたがる思いもするが、当時の私にはまったく実感が湧かず、ここもまた閉口した。そして、話はメインとなる「先生」の遺書へと移る。ここはさすがに引き込まれた。恋愛や自殺など想像するしかない事柄ではあったが「K」の純粋さだけは強く印象に残った。しかしまあ、全体において、何がおもしろいのかよくわからないお話だという印象が強かったのであった。

それ以来の再読である。今回改めて読み返してまず思ったのは、なんと共感することの多いお話かということだった。中学生の頃よりちょっとは経験を積んできたのだと実感できた。そして内容に関しては、人というものは100年たっても、いや何年たとうと、変わらないものなのだなあということだった。何か事に対しての心の動きや行動は、漱石の時代もいまの時代も何ら変わらない。『こころ』が近年の作家の新作だと言われたとしても何の違和感もない、それくらい漱石は人の心の普遍性を描き切ったのだと思う。

中学生の頃と同じく、私が一番惹かれたのは「K」だった。恋に殉じたのね♪と当時はロマンチックに思っていたが、いま読むとそれだけではない。お嬢さんに恋してしまった自分を断罪しなくてはならなかったのだということがはっきりとわかった。また「K」の自殺に関して、悔恨とエゴイズムの葛藤の中に人生を閉じた「先生」もまたそうせざるを得なかったのだと思う。乃木大将の殉死という事件とも併せて、明治という時代の精神とその終焉を感じさせる物語である。

10月からは『三四郎』が始まるそうだ。また新聞を切り抜く日々が始まる。

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さらば、千鳥書房

ちょっと前からお店に貼り紙がしてあったが、松江殿町の老舗書店・千鳥書房さんが本日19時をもって閉店された(と思う)。きょうは最後にもう一度行こうかと思っていたのだが、悲しいので結局行かず。一昨日行って村上春樹を一冊買ったのが最後の買い物となった。

最初に行ったのはいつのことだったろう。私は小学生だったか、中学生だったか。まだ一畑百貨店が通りの東西に分かれる前の時代のことで、千鳥書房は西側にのみ入り口があってウナギの寝床のように奥が深かった。その一番奥のほうに文庫本が並んでいて、私が見るのは主にそこだった。私が持っている創元推理文庫はたいていそこで選んだものだ。書棚に見つからなかった坂口安吾の文庫本を取り寄せてもらったのも千鳥さんだった。その後、一畑百貨店の下に新装開店されて、南側からも入れる明るい雰囲気のお店になったと思う。

殿町をもうちょっと南へ行ったところにある今井書店ほど大きくはなかったが、私が読みたいと思う本はたいてい揃っていたし、スーパーで買い物をした後にちょっと寄ったりもできるので、好きな本屋さんだった。だから閉店はとても悲しい……。一昨日行ったときにレジでお店の方に「残念です」と声をかけたら、「これまでどうもありがとうございました」とお辞儀をされて、涙が出そうになった。いつもはお断りするブックカバーもかけていただいた。

学生時代からお世話になってきた本屋さんがまたひとつ無くなってしまった。天井までぎっしり詰まった本の圧迫感は、私にとってはとても心地よいものだった。ケータイやスマホで読む本からはそれは絶対に得られない宝物だった。そんな空間に居られた時間がなんと幸せな時間だったのかを、いま改めて気付いて噛みしめている。

千鳥書房さん、ありがとうございました。ここに素敵な本屋さんがあったことを、私は決して忘れません。長い間、お疲れ様でした。さようなら……。

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五分五分

英北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票が18日午前7時(日本時間午後3時)から全域で一斉に始まった。直前の世論調査では賛成反対が拮抗しており、フタを開けてみるまでどちらに転ぶかわからない情勢のようである。

スコットランドについての知識などまったく持ち合わせていないので、イギリスや世界にとってどちらが良いのか見当もつかない。しかし、1票でも多ければ即座にそちらに決定!というやり方には少々驚く。潔いといってこれほど潔いこともないのだが。

思い出したのは『徒然草』の第98段の文言。「しやせまし、せずやあらましと思ふ事は、おほやうは、せぬはよきなり」のところである。「しようか、やめようか、と悩むようなことは、大方はやらないほうがよい」というほどの意味だろう。スコットランドという国を一人の人間と考えた場合、独立したほうがいいか、しないほうがいいかと五分五分で悩んでいるとき、それはしないほうがいい、ということになる。

兼好法師がどのような理由でこの言葉を書きつけたのかはわからない。現状を変えるときには止むに止まれぬくらいの勢いが必要だと思ったのか、迷うような事柄ならどちらに転んでもたいして変わらないのだから何もする必要はないと思ったのか……。なかなか奥の深い言葉だと思う。さて、スコットランドの人々はどういう決断を下すのかな?

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10歳

きょうまですっかり忘れていましたが、このブログが9月12日に10歳になりました。
十年一昔と言いますが、いやはやアッという間でした。

この10年で私自身に何か変化があったかというと、老眼が進んだり物忘れが激しくなったこと以外は、何も変わっていないように思えます。
好きなものやものの考え方というのは、この歳になるともう変化しないもののようで、10年前に好きだったものはいまでも好きですし、腹を立てるポイントも同じです。

ならば、それらのものをより深く考えることができるようになったかと言えば、決してそんなこともなく、結局何も進歩していない自分がいます。
この分で行くと、死ぬまでこのままなのでしょう。
いやはや……┐(´ー`)┌

ただ最近は、大自然とか宇宙とか時の流れとかありのままであることとかに興味が出てきました。
歳をとった証拠でしょうかね(汗)。
今後はそういったことを書くことが多くなるかもしれません。

とはいうものの、今月はちょいと忙しくてなかなか更新できそうにありません。
でもここは私の生活の中でも大事な場所なので、できる限り続けていきたいと思っています。

いつもご覧くださっている皆様、どうもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

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