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2014年11月

子供の名前

もと、地上に立てた位牌、または、位牌に向かって両手を差し伸べて神おろしをするさまにより、「みこ」の意を表わす。
①みこ。かんなぎ。祈祷して神おろしをする者。のち、女を巫、男を覡(げき)という。
②医者。
      ~角川新字源より~

「巫」の字が人名に使える漢字として追加されたそうだ。子の名前に「巫」の字を使って出生届を受理されなかった夫婦が起こした家事審判で、申し立てを認める判断が確定したという。ひと様のお子の名前のことゆえ私がとやかく言う問題ではなく、親御さんは家事審判を起こしてまでも何がなんでもこの字を使いたかったのだろうなと思うだけだが、親は子供にかくあらまほしという願いを込めて命名するものだとすれば、親が期待するこの子の将来はシャーマンあるいは呪術医に限定されてしまうわけで、それが気の毒といえば気の毒ではある。

ところで、世の中にはキラキラネームとかDQN(ドキュン)ネームとか呼ばれるものがあるらしい。キラキラネームとは「漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターの名前から引用して漢字に当て字した名前」のこと。DQNとは「非常識な行動や周囲の迷惑を顧みない行動をする者をいう俗語」であり、更には「学歴が低い、または知性に乏しい者を指す」という踏み込んだ解説もある。DQNネームとはそういう者が子供に付けた名前のことだ。

ネット上にはそういう実例をあげつらってバカにした記事が山ほどある。しかし本当にかわいそうなのは自己満足をしている親ではなくて、そういう名前をつけられた子供のほうだ。名前をからかわれることもあるかもしれないし、そうでなくとも、「ああ、そういう親御さんなのね」と、決して褒められた意味ではなくそう思われてしまう可能性は大だ。そういう気配を子供に感じさせてしまうのは、なんとも酷な話ではないか。

「巫」の字を使った命名の理由が、まさか、アニメか何かで萌えキャラの巫女ちゃんがいたからなどということではないことを祈りたい。

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高倉健さん逝く

病院の待合で、病院からのお知らせや病気のマメ知識などが映るスクリーンをぼんやり眺めていたら、高倉健さん死去のニュースが流れた。去年文化勲章を受けられたときにだいぶん老けられたなとは思っていたが、突然のニュースでびっくりした。ご冥福をお祈りしたい。

Yahoo!ニュースの意識調査で「高倉健さんが出演した映画で、思い出に残っているものは?」というのをやっている。なにしろ選択肢が16+その他しかないので選ぶのに苦労するが、いまのところ1位が『幸福の黄色いハンカチ』2位が『鉄道員』3位が『ブラック・レイン』となっている。ネット投票だから比較的若い年齢層が投票している気がする。私などはどうしたって『網走番外地』シリーズの印象が強いのだけれども。当時、映画館を出てくる男たちは皆、高倉健のように肩をいからせていたというし、脇役もなかなか面白くて嵐寛寿郎演ずる鬼寅なんてもう何とも言えない味があった。

ただ、何が一番思い出に残っているかと問われれば『君よ憤怒の河を渉れ(きみよふんどのかわをわたれ)』と答える。公開当時、街に貼られていたポスターを見ながら「これは“ふんぬ”ではなく“ふんど”と読むんだって」と友達と話した覚えがあるし、夫がLDを持っているので幾度となく繰り返し観たからだ。新宿の街を馬が走るし(1頭転んだのではないかと気にかかる)、子供だましのような熊の着ぐるみが出てくるし、ストーリーがまた途轍もなく波乱万丈だった(笑)。

テレビでも追悼番組をやるかもしれないが、私も古いビデオを引っ張り出して鑑賞してみようと思う。男が惚れる男、世界に誇れる俳優の死を悼みながら……。

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錦織圭選手、準決勝進出決定!

版画用の板を買いに画材店へ行った。天気はそこそこだが寒風が強かったので、自転車では辛いと判断し、テクテクと歩いて出かける。

Sn3n0917 ←逆光の松江大橋。柳の葉が千切れて飛び、大橋川が波立っていた。



Sn3n0919天神町の柳屋さんという画廊で買い物をしたのだが、いつの頃からかこのお店のショーウインドーにはテニスの錦織圭選手のユニフォームが展示してある。なんでも錦織選手の親戚に当たるお家なのだとか。

折しも、今未明にはツアー・ファイナル戦で錦織選手が準決勝進出を決めた喜ばしい日だったので、こっそりと写真に収めさせていただいた。通りを行きかう人たちも、何となく嬉しそうな面持ちでこのユニフォームを眺めているし、その後で行った美容院でも錦織選手の話で持ち切りだった。アベノミクスの失敗と訳のわからぬ解散劇のドタバタにウンザリする小市民にとっては、一服の清涼剤となる錦織選手の活躍である。

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美肌

地方ニュースでやっていた。POLAが行っている「美肌県グランプリ」でわが島根県が3連覇を達成したそうだ。点数を見ると2位以下とはかなりの差があり、ぶっちぎりの優勝という感じだ。まずはめでたい♪

私の周りを見回しても、たしかに、あんまり肌でトラブっている人というのは聞いたことがない。かなり高齢のご婦人でもシワが少なく張りのある肌をしておられる方が多い。日照時間が短いとか水蒸気密度が高いといったことが大きな要因とされていて、確かに肌の保湿には良い条件ではあるだろう。しかしニュースでも触れていたが、それなら何故同じような気候条件の鳥取県と大きな差があるのかが説明できないし、めっちゃ紫外線の強そうな高知県と愛媛県が2位3位なのも納得できない。

何故島根県人は美肌なのだろうなあ? まさか“日本三大美人の湯”の一つ「湯の川温泉」があるからというわけでもあるまい。お肌の手入れか? 私の周りにいるのは化粧っ気のないスッピン連中ばかりで、お肌の手入れの話なんか金輪際したことない奴らなのでよくわからないけれども、みんな綺麗な肌をしている。若いころからお化粧に勤しんでいた人のほうが劣化が激しかったりする。案外、島根の気候の元では何もしないのが一番良いのかもしれないと思ったりする。

あとは、内面的なことかなあ? 親の代の看護や介護でストレスを抱えている同年輩は多いが、それ以外のところでは極めて呑気でおっとりとしている人が多い。出雲弁に「おんぼらと」という言葉があって、人柄や天気などが穏やかなことを言うのだが、そういう何ごとにもあくせくせず悠長で穏やかな性格と風土が、肌にも良い影響を与えているのかもしれない。

生物学的に考えれば、遺伝という要素もあろう。都会と違って土着の人間の割合は多いはず。司馬遼太郎だったかな? 秋田美人はコーカサス系と言っていたが、その伝でいけば出雲美人は朝鮮系ということになる(京美人は出雲美人の系譜という説もある)。顔の美醜と肌の美しさは別だし、日本人はどこから来たのかという問題について私は何も知らないけれども、そういう寒い国の人々のキュッと肌理の整った肌は連綿と受け継がれているのだろうなとは思う。

しかし……だ。「美肌(びはだ)」なんていう言葉がいつから一般的になったものやら……。重箱読みの座りの悪さと女性週刊誌的な軽薄さが気になって仕方がない(笑)。

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後(のち)の十三夜

本日11月5日は今年3回目の名月、171年ぶりの「後の十三夜」である。

1回目が旧暦8月15日(今年は9月8日)の中秋の名月(十五夜)。
2回目が旧暦9月13日(今年は10月6日)の十三夜月。
3回目が旧暦閏9月13日(今年は11月5日)の十三夜月。

つまり今年は旧暦でいえば閏月が入る年で、閏9月があるために十三夜月が2回出現することになったわけだ。

月の出:11月5日 15時40分
月の入:11月6日 3時53分

この記事を書いた時点では月はほぼ天頂にあり、多少の叢雲がかかってイイ感じである♪

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手塚治虫の誕生日と安楽死と

本日11月3日は手塚治虫の誕生日。おめでとうございます♪ 朝の『ZIP!』のオープニングでも、枡アナウンサーがそのことに触れ「私もブラック・ジャックを読みたくなりました」と言っていたので、朝っぱらからテンション急上昇した(笑)。

本日一番の話題は、脳腫瘍を患った29歳のアメリカ人女性が安楽死したということだろうか。『BJ』読者としてはどうしたって死神の化身ドクター・キリコを思い出してしまう出来事なのだけれど、この女性の場合は、そのときのために医師から処方されていた薬を自ら飲んだというから、自分を安楽死させた=自殺ということになるのかな。

おそらく世界中で賛否両論を巻き起こしているのだろうが、いずれ結論が出るわけもなく、また軽々に結論を出してはいけない問題でもあろう。しかし私自身は、たぶん……彼女のような死に方は望まない。耐えがたい苦痛だけは医療の力で取り除いてもらいたいものだと思うが、自ら安楽死の薬を飲むこともせず無駄な延命治療もしてもらわず、自然に逝きたい。

「生き物は死ぬときには自然に死ぬもんだ」というドクター・キリコの言葉が、きょうはストンと胸に落ちた。う~む、さすが手塚大先生。ドクター・キリコというキャラもすごいが、セリフも見事だ。

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