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2016年10月

(備忘録161026)

・21日に起きた鳥取地震の件。

ケータイの地震警報が鳴ると同時に揺れが来た。ちょうど美容室から帰ってシャワーを浴びようとしていた私は、そのときブラとパンツしか身に着けていなかった! そのままの恰好ではさすがに外に飛び出すわけにもいかない。大きな横揺れが続く中で、脱いだばかりのジーンズを再び穿くのに苦心惨憺。トレーナーをかぶったところでなんとか揺れが収まった。シャワーは諦めて、テレビを見ながら警戒態勢に入る。震源地は鳥取県倉吉市付近で、震度6弱。ここ島根県松江市では震度4。間もなく、一度だけ体に感じる余震があったが、その後は何ごともなく被害もなかった。

震源地に近いところに住む知り合いに電話で様子を聞いたら、食器棚から食器が飛び出して大変だと言う。鳥取県内ではいまでも震度3ほどの余震が続いている。なんとかこのまま収束してほしいと願うばかりだ。

こちらやニコタでお見舞いのお言葉をくださった皆様方に、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。m(__)m

・「100分 de 手塚治虫」

NHK Eテレ 11月12日夜11:00〜12:40 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00007552-cinranet-ent

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(備忘録161013)

夫の部屋からボブ・ディランの“All Along The Watchtower”が聴こえてくる。彼はディランのファンだから、ひとりでひっそりとノーベル文学賞受賞を祝っているのだろう。
今年も村上春樹が取れなかったのは残念だが、ディランなら文句はない。おめでとう♪

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IWGP

『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI』(石田衣良著)読了。

---IWGP第2シーズン、満を持してスタート! ストリートの“今”を切り取り続けてきた本シリーズ。時を経て池袋は少しずつ変容しているが、あの男たちは変わらない。脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ。次々に火を噴くトラブルをめぐり、マコトやタカシ、そしてとびきりクールな仲間たちが躍動する。---

2010年に『PRIDE 池袋ウエストゲートパークX』が出てから4年のブランクを経てこの度の刊行である。私は第1シーズンの半分くらいしか読んでいないが、マコトはその後どうなったかなという興味と、タイトルおよび旭日旗の翻る表紙からヘイトスピーチを扱っていると思われたので、第1シーズン後半を読んでいない不安はあるが購入して読んでみた。

マコトは20代後半になっていた。以前は携帯電話だったのが今はスマホに変わっている。気付いた変化はそれくらい。相変わらずダブダブのジーンズをはき、ユニクロのジャケットを着て、クラシックを聴きながら自宅のフルーツ店の店番をし、暇を見つけては池袋の西口界隈を歩き回っている。何か相談事を持ち込まれると親身に世話を焼き、解決法を考え、ときには同級生でいまはGボーイズ「キング」のタカシの力も借りて、池袋の平和を守る。ほぼ無報酬で働く池袋のトラブルシューターは健在であった。あ、そうそう。戸籍上、中国人の妹ができていることにはびっくりした。これはやっぱり第1シーズン後半も読まねばならないようだ。

さて、本書4編目はやはりヘイトスピーチを扱ったものだった。「昔はつかっちゃいけない言葉ってあったよな?」という冒頭の一文でマコトの立ち位置は明瞭だ。大方の日本人と同じように、中国人や韓国人に対する「出ていけ」だの「死ね」だのというあからさまな言葉の暴力を苦々しく思っている。池袋の町を練り歩くヘイトスピーチの行進を、さて、マコトはどうさばくのか? ネタバレはしないが、私にはちと物足りない展開ではあった。ヘイトスピーチの持つ根深い問題にはとりあえず触れずに、己の利益のためにデモを仕掛ける悪者をやっつける方向に話が進むのだ。もっと踏み込んでほしかったなと残念に思った次第。マコトもタカシも、それなりに力のあるいい男に育ったんだから、ちょっともったいなかったネ。池袋のみならず日本国中だれが考えても「おかしい。嫌だ」と思うトラブルに、マコトの正義感でもって大ナタを振るう姿を見てみたい。

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水がたぷたぷ

うろ覚えだが、たしか『毎月新聞』(佐藤雅彦著)に書かれていた「おじゃんにできない」というエッセイだったと思う。靴を履いた後で忘れ物に気付いたらどうするか?という話。これがツッカケあたりだったなら、迷うことなくツッカケを脱いで忘れ物を取りに戻る。しかしもしも苦労して履いた長いブーツだったりしたら、深い脱力感と共にしばし迷うのではないかと思う。片足だけ脱いでケンケンして行こうか。いや、このままハイハイして行こうか……。事程左様に、人間というのはそれまでやってきたことを簡単に「なかったことにしよう」とはできないものであるらしい。

豊洲市場の建物の下に盛り土がしてなかった件。小池都知事の肝入りで始まった犯人探しは、案の定と言うべきか、やはり犯人には辿り着かなかった。なんというか、その場の雰囲気で決まってしまったらしいというのが今のところの結論で、もしもそれが真実だとするならば、内田樹が『日本辺境論』(だったと思う)で言っていた日本人の意思決定方法そのものであり、思わず笑ってしまった。それで誰も責任を負わないというところも内田の指摘どおりだ(笑)。まあ、都合よくそのあたりの時期の議事録が残っていないという点で、この調査結果を信用する人間など誰もいないと思うけどね。

誰が、いつ、盛り土をしない方針を決めたのかも大問題ではあるが、更に呆れてものも言えないのが、地下空洞の水たまりだ。初めてその映像を観たときには、某アジアの大国の欠陥マンションの映像かと思った。長靴の上から水が入ってくるほどの深さだと言うから、間違ってもここ数週間とか数ヶ月でたまった水ではなかろう。都議会議員の視察を何だかんだと理由をつけて拒んできたことや、電線か何かのケーブルが水に触れないようにたわませてあることから見ても、これを建設現場の人間や都の職員が誰も知らなかったわけがない。いったい、どうするつもりだったの?! 隠しおおせると思っていたの?!

誰かひとりでも「こういう状況です。建設はストップしてください」と言う人間はいなかったのか。莫大な予算がかかっていることとか、既に上物が出来上がっちゃってることとか、築地からの移転の日にちが迫っていることとか、誰かお偉いさんの顔を潰しちゃうんじゃないかとか、だって自分ここの責任者じゃないしとか、あるいは箝口令敷かれてますとか、きっといろんな事情があったのだと思うけれども、ナサケナイにも程がある。「臭いものにフタ」ならぬ「地下の水にウワモノ」。某アジアの大国が高速鉄道で事故を起こした車輌を土に埋めようとしたのと同じくらいの愚挙だ。

2020年の東京オリンピックの予算が膨れ上がっている件も併せて、いったんおじゃんにしてもう一度最初から考え直す勇気を持つべきなんじゃないのかな。いまからじゃ時間が足りない? いろんなことを隠すための小細工をする労力をそっちに傾注すれば、きっと間に合うと思うよ。

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