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孤独は崇高、沈黙は金

史上最も醜い選挙戦を繰り広げてきた米大統領選も間もなく決着がつく。トランプ氏が選ばれることにでもなれば世界がどう変わってしまうのか、恐ろしいことこの上ないが、それを観てみたいと思う悪魔的な興味もないではない。きょうの時点ではクリントン氏がほんのわずかに優勢と伝えるメディアが多いけれども、FBIがメール問題で新しい情報でも出せば、どう転ぶかまったくわからない。

お隣の韓国でも大統領をめぐる事件が発覚。大統領の身内びいきはかの国のお家芸で、過去の大統領の多くもやらかしたが、今回は身内ではなく親友の一族が虎の威を借りて権勢を誇っていたらしい。いや、大統領が親友一族にマインドコントロールされていたとの見方もあり、そうなると大統領は初めから虎どころかただの傀儡だったのかもしれない。

ところで、クリントン氏と朴大統領の危機、とても似ているように思う。まず、どちらも女性であること。一般的に、女性は男性よりも共感力が高いといわれる。お互いに「判り合ってるよね」と思うところがあれば、それが100%の信頼にまで至ってしまうこともあり得るのかもしれない。誰かに自分の生命線を握られるような情報を漏らすなんてことは、男性ならしないだろう。誰かをとことん信じる、誰かにどっぷり首まで浸かることを一種の喜びとするのは女性ならではの特性ではなかろうか(石垣島の某大麻女優さんとか)。

第2に、電子メールという通信手段に足をすくわれていること。電子メールとかパソコンのない時代なら、事件は発覚すらしなかっただろう。極秘の相談をするのなら、やはり時代劇のように顔を突き合わせてコソコソとするのが一番安全な方法に思われる。重要な覚書はその場で火鉢にくべれば証拠も残らない。簡単な通信方法にはそれ相応の危険が伴うことを肝に銘じておかなくてはね。

しかし、アラブの春やISの台頭などもすべてネットによる情報に端を発している。情報は発せられた瞬間に一人歩きを始める。受け手はその情報を読み流すだけのこともあれば、恣意的な解釈を加えて拡散させることもある。情報を消去することもあれば、いつまでも保存しておくこともある。それらによって物事が良い方向に向かうこともあれば、悪い方向に向かうこともある。

人は必ず間違いを犯す生き物だし、悲しいことに善意だけで生きているわけでもない。自分が発信した情報あるいは情報を発信したこと自体が誰かを傷つけることもあれば、そのことが今回のように自分に刃となって返ってくることもある。私は大統領でも大統領候補者でもないが、今回の事件は自戒として覚えておこうと思う。自分ひとりで考えて、よけいなおしゃべりはしない。それが一番なんだろうなぁ。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

何の映画でしたか、見終わった後にツイッターが怖くなった、という感想が多々見られた、というものがありました。芸能人でもSNSの書き込みを全部消して、話題になっていた人がいましたっけ。(^^ゞ

そういうニュースを見て、逆に驚いてしまいましたよ。何をいまさら言ってんだかって。そういう怖さがあることを判っていて、それ以上に魅力があるとか便利だとか、そう思って使っているんじゃなかったんですねぇ。

想像力が無いというか、それをやったらどうなるかっってことをまるで考えようとしない人が増えているんじゃないかと思うと、こちらが恐怖を感じてしまいます。

簡単にキレて暴力を振るい、加減も知らずに人を殺めてしまう。その人が亡くなったら悲しむ人がいるんじゃないかとか、もし自分の大切な人だったらとか、そんな簡単な想像すら出来ないなんて・・・。(-_-;)

言ってはいけないことを言わずにいる。それは会話でもネットでも同じだということ以前に、言ってはいけないことが存在することを知らない。そういうとんでもない人間がどんどん増えているとしたら、それはとてつもない恐怖ですねー。(>_<)
 

投稿: モトキ | 2016年11月11日 (金) 00時19分

モトキさん
コメントありがとうございます♪

>怖さがあることを判っていて、それ以上に魅力があるとか便利だとか、そう思って使っているんじゃなかったんですねぇ。

まさにおっしゃるとおり! 一人暮らしの人間が「〇〇なう」と書いて写真を挙げれば「いま家は無人です」と言っているのと同じだという怖さは、わかってやっているはずでなくてはならないのにね。あまりの手軽さと、いままで何も被害がなかったという僥倖に、危機感が麻痺してくるのでしょう。

どなたかが仰っていた「便利なものは、なくてもいいもの」という言葉は、いつでも肝に銘じておかなくてはならないと思います。便利なものは、そりゃああれば便利だけれど、なければないで何とかなる。便利なものを手に入れるということは、危険を手に入れると同時に、さらに何か大事なものを失うことに他ならないのかもしれません。

いまの時代、人間が情報やら機械やらを扱っているように見えて、実はそれらのものにいいように踊らされている感じがしますね。踊らされていることにさえ気づいていないかも。どんどん人間味をなくしている恐怖、これはいままでのどの時代の人間も味わったことがないものに違いありません。要らないものを産み出してしまったなという気がします。┐(´ー`)┌

投稿: わかば | 2016年11月11日 (金) 23時17分

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