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衆院選に思ったこと

先日の衆院選。解散は総理の専権事項とばかりに安倍首相が仕掛けた一方的な選挙戦に、小池氏が希望の党を立ち上げて面白くなるかと思いきや、リセットだの排除だの踏み絵だので自滅した感があった。

都知事選、都議会選で小池一派が勝てたのは、小池氏がなんの後ろ盾もなく上の者、強者に向かっていく「その心意気や良し」という判官びいきの思いが有権者にあったからで、その小池氏が今度は上から目線で「排除します」などと言えば「あんた、なに様?」という反感しか抱けないのは当然だ。そのあたりのことを、小池氏は読み間違えたのだと思う。
とは言え、選挙互助会のようだった民進党がイデオロギーによって分裂したのは、私にとってはわかり易くなってよかった。これまではどうしたって投票する気にはなれなかった党だったから(笑)。

しかしそれにしても、民進党の空中分解で右往左往する政治家の姿には苦笑するしかなかった。己の政治信条など問題外で勝ち馬に乗って当選することしか頭にない様子は呆れるばかり。いや、己の政治信条などハナから無いのではないかと、私などは疑ったくらいだ。これは何も野党に限った話ではないけれどもネ。

最終的に、野党では希望の党に蹴られた観のあった立憲民主党が大躍進したのだが、小池氏の前例に照らせば、枝野氏に対する判官びいきがなかったかと言えば、どっちとも言えない気もする。スローガンや政治信条より、人柄とかその人の置かれた状況とかを重視するのが日本人のようだから。

それならばいっそのこと、ロボットで選挙をすればどうだろう。全部同じ顔をしたロボットに、様々な問題への賛否をYesかNoかでインプットする。「改憲にはNo、消費税アップにはYes、原発にはNo、……」というように。最左翼から極右まで何百体のロボットができあがるはずだ。有権者は各人の考えに照らし合わせてぴったりのロボットを選び、「ロボット258番に1票」という具合に投票する。最終的に全部の賛否を合計して、賛成数の多いものの方向へ向かっていけばよいのではないか? そうすれば選挙区も死に票もなくなるしあんなにたくさんの議員も要らなくなる……というか、一人も要らなくなるネ。外交やら国際会議やらには、頭の良い官僚か、すべて日本国民の多数意見を具現化したスーパー総理大臣ロボット「ロビタくん」を派遣すればよろしい(笑)。

まあ、そんなことを考えてしまうくらい、政治家って何なんだ?と思わせられた選挙戦であった。

最後に、興味深い記事を見つけたので紹介しておきます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20171020-00077161/

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

なるほど・・・。初めて保守とリベラルの意味が判った気がします。保守に対するのは革新でしたから、リベラル=革新というイメージが出来上がっちゃっていたみたいですね。(‥;)

それにしても共産党が保守的だという指摘はなんとも愉快な話です。そう言われてみれば今の共産党は、自民のやることなすことすべてに反対している雰囲気がありますもん。これは依怙地な保守のやることですねぇ。(*´艸`)

大平さんがそんなにスゴい政治家だったという認識はないのですが、確かに昔の自民は党内部に色々な意見があって、その調整にずいぶんと時間と労力をかけていたように思います。小泉さんがぶっ壊してしまったんですねー。罪作りなお人だ。

今の政治家なんて、大半はただの頭数ですからねー。お偉方の意向でただ手をあげるだけの存在です。選挙民の声を聞いたところで、それを反映するつもりも能力も力もありゃしません。あんな連中を選ぶために数百億の税金を使っているんですから、ホントに頭にきます。(-_-メ)

だからロボットに投票するのもありですね。最初からあんな頭数だけの輩は必要ないんですから。出来ることなら投票も義務化して、投票しない場合には理由を添えて委任状を提出しないと反則金20万円、ぐらいなことをしないと、この国の住民はロボットの主張をまともに考えそうもありませんしねぇ。権利を行使しないなら義務を増やさないとつり合いが取れません。

・・・かなり極端なことを言いました。そんな大なたを振るうとまたナポレオンとかアベさんとかが出現してしまいますよねー。(-_-;)
 

投稿: モトキ | 2017年10月25日 (水) 00時18分

モトキさん
コメントありがとうございます。m(__)m
安倍政権を「保守」というのはどうなの?と思って、探し出した記事でした。

結局のところ、有権者一人一人がちゃんと考えて投票してるか?というところが問題だということですよね。
保守だ、革新だ、リベラルだ、パターナルだという分類も実は無意味ではないかと思います。人間はどこまでいっても不完全なのだから、ゆるゆる微調整をしながら進んでいくというのが唯一の正解なのだと思います。

確かに、昔の自民党にはいろんな派閥があって、それなりに均衡が取れていたように思います。あ~う~の大平さんなどはその調整役としては適任だったのでしょう。私個人としては鈴木善幸さんが好きでしたけれども、何故好きかというと、大きな変化となるようなことを何一つしなかったから、というのがその理由です(笑)。でもいまになって思うと、それがいちばん良かったな~と思うのです。

そのころと比べて、明らかに自民党は変わりました。微調整機能が働いていません。いまの安倍首相からは権力欲の匂いしかしません。小池氏もそうでしたけど(笑)。国民のほうを向いていない、ただ自分の業績を歴史に刻みたい、それだけのように思います。また、いまはそういう人物の登場を待ち望む雰囲気に溢れているのが大問題で……┐(´ー`)┌。このままだと全体主義へまっしぐらになります。

最初に戻りますけど、ちゃんと国民一人一人が考えなくちゃいけないんです。それなのに、どうしてあんなに投票率が低いのでしょうね。わからないならわからないなりに、白票を投じに行くべきです。投票へも行かない人に、社会や政治に対する文句を言う権利などありませんよねぇ。
>権利を行使しないなら義務を増やさないとつり合いが取れません。
うわぁ~、劇薬!^^; でもモトキさん、私より優しいです。私なら、そんな人たちは放っておきますから。(* ̄Oノ ̄*)

ところで、微調整という言葉で思い起こしたのが、仏教の中道の教えでした。この世には絶対の正義がある(自分こそが正しい)と思い込むことを戒めて、両極端へ走ることを否定する教えです。改めて、ブッダという人はすごい人だなぁと思った次第です。^^

投稿: わかば | 2017年10月25日 (水) 21時17分

ブログや記事、お二方のコメント、拝見致しました。大変勉強になります。

議席を獲得するためだけ、数で押し切ることを公言しているかのような結果に終わりましたね。議会を何だと思ってらっしゃるんでしょうか。
このままでは、それこそ、「1984」のようなビッグ・ブラザーにすべてを支配される「同志」や「火の鳥未来編」のような、正解を導き出すロボットに決断をすべて委ねるような「人間」になりかねませんね。考えるだけでもぞっとします。

投票率の低さについては20代としては耳が痛い話です。(念のため、私は行きました!)周囲の同級生に聞いてみると、
「政治よくわからなくて…」「あれって東京だけの話で、ここにはあまり影響ないでしょ?」等、やはり、当時者意識を感じにくいようです。しかし、今回の選挙の結果は、私たちにも無関係ではありません。勿論ですが。

議会がもはや議会でなくなり、哲学のない政治が続くことが考えられますが、それでも、多様な生き方がある社会であり続けられるよう、少しでももがきたいと思っています。

ちょっと今回の選挙に関しては個人的にかなり印象が強いため、コメントにまとまりがなくてお恥ずかしい限りです…。

投稿: チロ | 2017年10月27日 (金) 00時19分

チロさん
コメントありがとうございます。m(__)m

記事はとても参考になりますが、私とモトキさんの会話は、思想が似ている者同士の鬱憤の垂れ流しですので、それなりに読み流してくださいませ(爆)。

『1984』を思い起こされたとは、さすが本好きさんですね! 人間が自ら考えることを放棄し、生活のすべてを何か巨大な意志決定機関に依拠してしまった世界。全てを見張られ、行動にも思想にも自由のない世界。その状態に疑問を抱いて真実を掘り起こそうとした人間を徹底的に弾圧して転向させてしまう暴力。その恐怖は想像するだに背筋が凍りそうになりますね。この本もトランプ大統領就任の頃に爆発的に売れたそうですが、そういう動きが出たという事実にこそ、まだ希望は残されているように感じられました。

『火の鳥 未来編』は『1984』を更にもう一段階進ませて、核戦争で文明が滅ぼされた後の世界を描いていますね。もういっぺんナメクジから再スタートしても、やっぱり同じ道をたどってしまうというのも衝撃的でした。どこかでストップをかけなくてはいけなかった。それがどの時点だったのか、未来から過去を見れば「ああ、この変化のときだ」とわかりますが、現在進行形で生きている私たちにはそれがわかりづらいですよね。でも、それがどの瞬間なのかを国民一人一人が、全世界の人たち一人一人が、考えなくてはならないのだと思います。

巨大な意志決定機関の言うまま唯々諾々と従える人なら、何もしなくてよいと思います。でも、そんなのイヤだと思うなら、何か行動しなくては。私たちに与えられている権利は投票に行くということくらいしかありません。チロさんの選挙に行っていないお友だちにも、是非この2冊の本を薦めてあげてくださいまし(笑)。

今回の選挙は、チロさんのおっしゃるように、かなり印象に残る選挙でした。未来から見たとき、「ああ、このときだった」とわかる選挙だったかもしれません。でも、それならそれで次善の策を見出せばよいのです。どこまでも希望を捨てずに、自由に明るく生きていきましょうね~♪(←どんな結論……^^;)

投稿: わかば | 2017年10月27日 (金) 22時13分

鬱憤の垂れ流し・・・。まぁ確かにその通りですけど、なんだか壊れたトイレの話みたいですねぇ。(^^;)

選挙に行って一票を投ずる。そんな簡単なことが、私も30~40代の頃にはなかなか出来ませんでした。今になって思えば、それが現在の状況を招いてしまった一因なのかもしれません。・・・ホントにごく微量ですけど。(-_-;)

最近では、投票の環境も少しづつ変わってきました。以前は市役所に行かなければできなかった期日前投票が、出張所や図書館でも出来るようになっています。私も今回は近所の図書館で票を投じました。夜9時まで開いているところもあるそうです。投票のハードルが低くなることはありがたいことですね。

チロさんのようにお若い方が、しっかりと自分の権利を行使する姿を見ていると、この国の将来を変えることも存外難しくないのではないか、という期待が膨らみます。

選挙に行くことが煩わしいことではなく、至極当然の行動なのだと皆が思えるような、そんな将来を迎えたいモノですね。・・・私とわかばさんがくたばる前に。(^^ゞ
 

投稿: モトキ | 2017年10月28日 (土) 00時27分

モトキさん
(* ̄Oノ ̄*)おほほ。
まあ、壊れているかどうかは別にして、生活の中で鬱憤をぶちまけられる場所もまた必要と思いますので、今後ともどうぞこの場を活用してやってくださいませ。m(__)m

投票へ行かない人が多いのは、いまの日本がまだ平和である証拠かもしれません。人任せにしておいても、まあそれほどひどくはならないだろうとタカをくくっているからなのでは? もうちょっと安倍政権が好き勝手やるようになれば、さすがにこれはヤバいと思えるようになるのかもしれませんね。^^b

私自身は、これまで国政選挙で棄権したことはないと思います。女性が投票権を得るために先人が途方もない努力をしてきたことを思えば、とてもその努力を無にすることはできなかったからです。

いま与えられている権利は決して当たり前のものではなく、先人たちが勝ち取ってきたもの。この「権利」という言葉を「平和」と置き換えれば、いまの平和をもっと真剣に考えるべき、と言うこともできると思います。

私とモトキさんがくたばるまで、いまの平和な状態が続くように、我々の世代の責任を果たさなくてはなりませんねぇ(まだまだくたばるには早いですよ~)。

投稿: わかば | 2017年10月28日 (土) 22時57分

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