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何も言えないネ……

TOKIOの山口氏以外の4人の会見を、結局全部観てしまった。こういう場を設けたからには何か大きな発表があるのかと思っていたが、山口氏から辞表を受け取ったという事実が明らかにされた以外は、被害者およびご家族への謝罪と、自分たちも現時点では混乱していて大きな決断をなすには至っていないこと、音楽活動の計画は白紙に戻し、いま頂いている仕事に全力を尽くすという内容に終始した。1 for 5, 5 for 1。何があっても連帯責任というTOKIOの姿勢は明らかになったと思う。

発言に重みがあったのは松岡氏だった。「TOKIOに戻りたい、俺にはTOKIOがある。TOKIOに帰れる場所がある。もしそういう彼の気持ち、甘えの根源がTOKIOだったとしたら、自分の意見ですけど、そんなTOKIOは1日も早くなくした方がいいと思います」と言ったのはまさに断腸の思いの発露だったろうと思う。またその一方で、「本当に申し訳なく情けないんですが、ありがたいことに、番組継続、いろんなお仕事継続といういろんなお声をいただいた時に、今僕ら4人ができることって何だろうと。それをしっかり果たすことがプロなんではないかと。その狭間で戦っています。辞めるのは簡単だと思います。与えられたことをきちっとやることがプロだと思っています」という発言が彼の葛藤を物語っていた。

被害者の気持ちを思えばこんな会見もしないほうがいいのかもしれない、という城島氏の発言も重かった。ネット上では被害者を特定したり、NHKの当該番組の出演者に対しての嫌がらせもあると聞く。TOKIOの活動に大きな支障をもたらす事態に発展した“事件”の被害者にしてみれば、もうそっとしておいてほしいというのが正直な思いであろう。一方で、被害者のそんな思いも慮った上で、自分たちからも謝罪しなくてはならないと考えた4人の気持ちもわからないではない。山口氏を切ってしまうことで、被害者への(あってはならない)風当たりが一層強くならないとも限らないのだから、決断できない自分たちをも許してほしいという謝罪の気持ちもあったのだろうと思う。

これがTOKIOの山口氏ではなくて一般人の起こした事件であったなら、(被害者には失礼な言い方だが)こんな「大ごと」にはなっていなかったろうと思う。国民的アイドルTOKIOのメンバーが引き起こした事件であるからこそ、こんな事態になって、私のような全然無関係なおばちゃんまで興味を持ってしまった……。

うん。この件に関しては、第三者はなにも言及しないのがいちばん良いネ。

だから、以下は私が常日頃思っている個人的な意見である。

先ごろ夢中になって観ていたドラマ『アンナチュラル』第6話に、ミコトのこんなセリフがあった。
「女性がどんな服を着ていようがお酒を飲んで酔っ払っていようが、好きにしていい理由にはなりません。合意のない性行為は犯罪です」
正論である。非の打ちどころのない至極まっとうな見解である。同じ女性として快哉を叫びたい。しかし、である。これは相手が「まとも」な男性であった場合のことである。自分が女性であるがゆえに、例えば露出度の高い服を着た女性を見たときの男性がはたしてどういう思いを抱くのかは想像の域を出ない。しかし「誘っているんじゃないか」と思う輩もいるだろうと思う。同じように、誘いをかけたらやってきた女性に対して、男性がどういう心理状態になるのかもまたわからないが、「OKだろう?」と思う輩がいるかもしれないという用心は必要だろうと思う。

男女が平等ではないと私が思ういちばんの理由は、その身体的な力の差である。筋力である。力づくで来られたら女のほうが弱い。だから! だからこそである。何か起こってからでは遅いのだから、女は事前に充分な用心をしなければならない。何か事が起こった時に、将来にわたって長く傷つくのは間違いなく女のほうなのである。先のミコトのセリフで言えば「合意のない性行為は犯罪です」は正しいし、男は処罰されるべきである。しかし、法律的に女性の立場が保証される時代にはなったが、襲われる危険が減っているわけではないことは肝に銘じておくべきだと考える。

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