« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »

2019年5月

ホーランエンヤ

10年に一度の松江城山稲荷神社式年神幸祭、通称ホーランエンヤがきょうから始まった。初日のきょうは渡御祭。私は10時前には大橋川の畔に着いたが、宍道湖に近いほうは既に大勢の見物客がぎっしりだ。結局、新大橋とくにびき大橋の間、北側の護岸に座ってのんびり見物した。


---慶安元年(1648年)出雲国で大規模な凶作となったことを受けて、当時の松江藩主の松平直政が城山稲荷神社の御神体を船に載せて阿太加夜神社まで運び、五穀豊穣を祈願する祭礼を行ったのが起源とされる。---Wikipedia


---最初の神幸祭から160年後の文化5年(1808)の御神幸の折、風雨が激しくなり神輿船が危険な状態になったのを、馬潟村の漁師が救い阿太加夜神社まで無事送り届けた。以来、馬潟村の櫂伝馬船が神輿船のお供を務めるようになり、順次矢田、大井、福富、大海崎の櫂伝馬船も参加するようになった(五大地と呼ばれる)。---ホーランエンヤ公式ページ


本来は五穀豊穣を祈る神事だが、われわれ市民の楽しみは櫂伝馬踊りだ。歌舞伎装束の勇壮な剣櫂、艶めいた女踊りの采振り。ただし船には女性は乗らないので采振りも男性だ。音頭取りの歌声、櫂かきの一糸乱れぬ櫂さばき、綺麗に飾り付けられた船も見ものだ。


伝馬船がやってくると自然に歓声と拍手が沸き起こる。カメラマンがシャッターを切りまくる。私は写真を撮るのも忘れて手が痛くなるほど拍手した。神輿船を伝馬船が護衛し、その伝馬船に市民が喝采を送る。なんだかイイね♪ ただワーワーはしゃぐだけのイベントじゃなくて、それぞれがそれぞれの役割をきっちり果たしながら盛り上がる。楽しかった♪


今回、大海崎の音頭取りさんの声には驚嘆。よく通る声で惚れ惚れした。大井の剣櫂のキレッキレの踊りにも目を奪われた。でも、どの船もみな涙が出るくらい素晴らしかったのだよ♪ 中日祭と還御祭も行っちゃおうかな(笑)。

動画をひとつ紹介。
 ↓
https://www.asahi.com/articles/ASM5L52H2M5LPTIB00F.html

| | コメント (2)

お代替わりのときに思う

これが令和最初の記事。遅い(笑)。平成~令和の10連休もわが家にはまったく関係なく通常運転の日々であった。しかしそれでもやはりその間の皇室をめぐる行事の模様をテレビで観たり、平成大晦日のカウントダウンなどを聞いたりすると、一つのEraが終わって新しいEraが始まったのだという、何がなしの感傷と気分の刷新を感じたりした。

この間に録画した番組の中では4月30日のNHKスペシャルが面白かった。大嘗祭の有様や故三笠宮の皇室典範改正に対する意見書の存在を知ることができて興味深かったのだが、何より驚いたのは125代の天皇のうち半数以上が側室の子とみられるという事実だった。ことに、過去400年間で側室の子でない天皇は、第109代の明正天皇、第124代の昭和天皇、第125代の上皇陛下のお三方だけだという。

Wikipedia によると「大正天皇が側室を廃止して以来、皇室は現在まで一夫一妻制を採っている(1947年(昭和22年)5月3日に施行された現在の皇室典範においては、天皇および皇族男子の子であっても、施行日以降に出生した非嫡出子は皇族の身分を与えられない。皇室典範第5、6条、附則2項)」。

また、「終戦後のSCAPの政策による伏見宮系皇族の大量の皇籍離脱により、皇族の数が減少」し、現在の皇位継承資格者は秋篠宮文仁親王、悠仁親王、常陸宮正仁親王の3人しかおられない。

となると「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。(皇室典範第1条)」ことは上に書いたような過去の例から言っても、存続することは非常に難しいと言わざるをえない。

番組では男系男子に固執する平沼赳夫氏が「待つしかない。信じながら」と発言していたのだが、何を待つのだろう。将来、悠仁親王に「自然に」男子が生まれることを待つのだろうか……。

つらつら考えてみるに、男系男子でなくてはならないというのは、これは初代神武天皇のY遺伝子がいちばん大事という考え方だ。何としても神武のY遺伝子を残さなくてはならないという思想だ。逆に考えれば、神武のものではないどこかの馬の骨のY遺伝子など、尊敬もできないし国民の象徴としては考えられないということだ。

たぶんこういう考え方をするのは自分がY遺伝子を有している男性に多いのではないかな。神武のY遺伝子を受け継ぎ万世一系とされるからこそそれなりに一目置くけれども、そこらを歩いている男の家系などをなんで尊敬せねばならぬのか!となりそうだ。女性はX遺伝子しか持ってないからそこまでは思わない。

私が考える神武のY遺伝子保存策としては、旧皇族を復活させるのがいちばん手っ取り早いような気がするが、国民の意に沿うようなお方がおられるかどうかは知らない。

あるいは、いまおられる女性皇族が旧皇族の男性と結婚し、皇族の籍をはずれないことだ。たとえば愛子内親王が旧皇族の男系の子孫である男性と結婚し、その際に皇族の籍を保つように皇室典範を変える。女性宮家ということになるのだが、もしそこで男子が生まれたなら、(愛子さまが女性天皇になるかならないかは関係なく)その男子には神武のY遺伝子が存在し、皇位継承資格者となるだろう。

あるいは、平沼氏のように「待つ」。ただしそれは医学の力で悠仁親王に確実に男子が生まれるように、医学の発展を「待つ」。

……だんだん自分が人非人に思われてきた(泣)。世が世なら不敬罪まちがいない。そんなにしてまで神武のY遺伝子は残すべきものなのか……。女性天皇を立てて女系になってもいいような気もするが、その女性天皇ははたして幸せだろうかと考えると、それもわからない。私のような下々の者があれこれ考えても仕方がないし、私が死ぬまではおそらく男系男子の天皇が続くと思うのだが、その後はどうなるのかなぁ。皇室の方々もさぞご心配なさっているだろうと思うと、お気の毒に思う。

| | コメント (2)

« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »