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お代替わりのときに思う

これが令和最初の記事。遅い(笑)。平成~令和の10連休もわが家にはまったく関係なく通常運転の日々であった。しかしそれでもやはりその間の皇室をめぐる行事の模様をテレビで観たり、平成大晦日のカウントダウンなどを聞いたりすると、一つのEraが終わって新しいEraが始まったのだという、何がなしの感傷と気分の刷新を感じたりした。

この間に録画した番組の中では4月30日のNHKスペシャルが面白かった。大嘗祭の有様や故三笠宮の皇室典範改正に対する意見書の存在を知ることができて興味深かったのだが、何より驚いたのは125代の天皇のうち半数以上が側室の子とみられるという事実だった。ことに、過去400年間で側室の子でない天皇は、第109代の明正天皇、第124代の昭和天皇、第125代の上皇陛下のお三方だけだという。

Wikipedia によると「大正天皇が側室を廃止して以来、皇室は現在まで一夫一妻制を採っている(1947年(昭和22年)5月3日に施行された現在の皇室典範においては、天皇および皇族男子の子であっても、施行日以降に出生した非嫡出子は皇族の身分を与えられない。皇室典範第5、6条、附則2項)」。

また、「終戦後のSCAPの政策による伏見宮系皇族の大量の皇籍離脱により、皇族の数が減少」し、現在の皇位継承資格者は秋篠宮文仁親王、悠仁親王、常陸宮正仁親王の3人しかおられない。

となると「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。(皇室典範第1条)」ことは上に書いたような過去の例から言っても、存続することは非常に難しいと言わざるをえない。

番組では男系男子に固執する平沼赳夫氏が「待つしかない。信じながら」と発言していたのだが、何を待つのだろう。将来、悠仁親王に「自然に」男子が生まれることを待つのだろうか……。

つらつら考えてみるに、男系男子でなくてはならないというのは、これは初代神武天皇のY遺伝子がいちばん大事という考え方だ。何としても神武のY遺伝子を残さなくてはならないという思想だ。逆に考えれば、神武のものではないどこかの馬の骨のY遺伝子など、尊敬もできないし国民の象徴としては考えられないということだ。

たぶんこういう考え方をするのは自分がY遺伝子を有している男性に多いのではないかな。神武のY遺伝子を受け継ぎ万世一系とされるからこそそれなりに一目置くけれども、そこらを歩いている男の家系などをなんで尊敬せねばならぬのか!となりそうだ。女性はX遺伝子しか持ってないからそこまでは思わない。

私が考える神武のY遺伝子保存策としては、旧皇族を復活させるのがいちばん手っ取り早いような気がするが、国民の意に沿うようなお方がおられるかどうかは知らない。

あるいは、いまおられる女性皇族が旧皇族の男性と結婚し、皇族の籍をはずれないことだ。たとえば愛子内親王が旧皇族の男系の子孫である男性と結婚し、その際に皇族の籍を保つように皇室典範を変える。女性宮家ということになるのだが、もしそこで男子が生まれたなら、(愛子さまが女性天皇になるかならないかは関係なく)その男子には神武のY遺伝子が存在し、皇位継承資格者となるだろう。

あるいは、平沼氏のように「待つ」。ただしそれは医学の力で悠仁親王に確実に男子が生まれるように、医学の発展を「待つ」。

……だんだん自分が人非人に思われてきた(泣)。世が世なら不敬罪まちがいない。そんなにしてまで神武のY遺伝子は残すべきものなのか……。女性天皇を立てて女系になってもいいような気もするが、その女性天皇ははたして幸せだろうかと考えると、それもわからない。私のような下々の者があれこれ考えても仕方がないし、私が死ぬまではおそらく男系男子の天皇が続くと思うのだが、その後はどうなるのかなぁ。皇室の方々もさぞご心配なさっているだろうと思うと、お気の毒に思う。

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コメント

Y遺伝子を残す、ですかぁ。(-ω-)

自分は男ですけど、どうもそういう気持ちってよく判らないです。我が家で言えば父が次男坊で、私も弟も子を為していません。長男家には孫がいますので血統は続くでしょうけど、我が家としては断絶です。(^^;)

男系男子とか、Y遺伝子とか、そういうものに価値を見いだすことには、あまり大きな意味を感じないのでしょうねぇ。だから、待つしかない、なんて言ってるうちに断絶しちゃったらどうすんだろ、と面白がってみています。 ←不敬罪! 

だいたい、神武天皇は神話の人物だと思っていますし、どこからが実在なのかも不明な天皇家の血筋が万世一系であると信じるに足る資料も見当たりませんしね。継体天皇の時点で血統は絶えているような気もします。なんせ直前の天皇からみれば、ひいひいひいじーさんの玄孫の子供ですから。玄孫の次なんて言葉も知らないし。(*´艸`)

・・・ただ、ちょっと怖い気もしてるんですよね。もし〇〇さまになにかあったら、その時点で男系男子が絶えることになります。その時にY遺伝子を絶対視する人々はいったい何をするのだろう、と。

怖いですねぇ。(*´艸`)
 

投稿: モトキ | 2019年5月13日 (月) 01時28分

モトキさん
コメントありがとうございます♪

まず最初に訂正を……。Y遺伝子じゃなくてY染色体が正しいですね。お詫びして訂正しますm(__)m

さて、わが家にも子供がいないせいでしょうか、夫もこういう問題にはまっっっっったく興味を示しません(笑)。そしてわが家も2代で断絶で、絶対に守らなくてはならないような古い家柄でなくてよかったと思っています。

神武はもちろん想像上の人物でしょうが、天皇家も誰かが「家」の始祖となったのは間違いないでしょう(それはどこの家でも同じですが)。そして記紀によればそれが男系でずーっと続いている、と。

継体天皇を探し出して連れてくるというのは苦肉の策だったでしょうが、その時点で既に「万世一系でなくてはならぬ」という思想があったということですよね。継嗣がいなかったなどという都合の悪いことをわざわざ書く必要はなかったはずなのに、6世の孫?まで探し出したという記述は却って信用に足るもののように思われます。

しかし考えてみれば神武のY染色体を持った男は他にもいっぱいいたんじゃないかと思うのです。昔の天皇は子沢山ですからね。それが代々受け継がれて、現代にもいっぱいいるんじゃないでしょうか。モトキさんにもひょっとすると……。\(^o^)/

>もし〇〇さまになにかあったら……
最近おかしな事件もありましたもんね。>_<
〇〇さまには元気に成人していただきたいものですが、男系を残すという点については、もう既に極秘裏にいろんなことがなされているんじゃないかと思ったり。少なくとも男子皇族の方の遺伝子はどこかに保存されているんじゃないかと。
……いや、これ以上は完全に不敬罪なので、やめときまーす^^;

投稿: わかば | 2019年5月15日 (水) 00時36分

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