カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

怒涛の勢い

あはは。きょうはもう滅多やたらと「霞が関が激震」したようだ。後期高齢者医療制度廃止、川辺川ダムと八ッ場ダム建設中止、アニメの殿堂建設中止、死刑は慎重に、インド洋給油延長せず、核密約を徹底調査、官僚の記者会見原則禁止、等々が新閣僚から次々に発表された。また郵政グループの抜本再編案も明らかになり、小泉さんの郵政改革を根底から覆すことになりそうだ。

テレビのインタビューではお年寄りが「後期高齢者医療制度が廃止になるだけでも、民主党になってよかった」と言っておられたが、そんな鳩山内閣の支持率は77%と、小泉内閣の85%に次いで歴代2位を記録したそうだ(毎日新聞調べ)。

「脱官僚政治」を謳い、税金の無駄遣いを徹底的に調べ上げて無くすのがモットーの今回の鳩山政権。たまにはこんなカンフル剤も必要だろう。高級官僚の天下り先であった、いったい何をやっているのかわからない数多の法人も、この際徹底的に消滅させてもらいたいものだ。

しかしあれだ(なんだ)。官僚というのは政治を動かす力を持った上級公務員のことをいうのだろうが、すべての官僚が時代劇に出てくる悪代官のような悪者であるはずはない。心ある清廉の士も必ずいるわけで、このたびの「政」の大掃除に伴って「官」も自浄されんことを望む。官僚、ひいてはすべての国家公務員が国民から目の敵にされることは、私にとっては身が細る思いがするし、また悔しいことでもあるのだ。私は20年近く下っ端の国家公務員だったが、その間で業者さんからボールペンの1本ももらったことはなかった。そういう公務員が大多数であるというのが真実なのである。

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どうなるかな

鳩山内閣発足の日。自民党政権の幕が下りた歴史的な日なのだから何か書き留めておこうと思ったが、なにしろ新閣僚の顔ぶれを見ても名前も知らない人がいたりして何を書けばよいのかわからぬ。とにかく始まってみなければなんとも言えない。不安も大きいが、旧弊を打破してもらいたいという期待のほうが大きいと言える。小泉さんは国民に「3年我慢してください」と言っていた(それからずーっと我慢のしっぱなしだけれど)。新政権に対しても同様あるいはそれ以上の期間、経過を見守る必要があると思う。

しかしあれだ(なんだ)。ずっとあの構想で続くと思われていた年金制度までが一新されるとなると、私の将来の年金はどうなるんだろうと思ったりする。国家公務員だったことがあるので共済年金がもらえるはずだったのだが、国民、厚生、共済が一本化されれば金額が変更されたりするんだろうか。いま国民に通知されている「ねんきん定期便」に表記されている金額は自民党政権下での試算だったはずだから、やっぱりこれは変更になるんだろうな。一方で、後期高齢者医療の負担割合も見直されるだろうから、老後の暮らしでどっちがどうとは言えないのだけれど。

政治は国家百年の大計と言われ、長期を見通した政策を取らなければいけない。本来なら、政権党が代わっても年金制度など国民の暮らしに直結した制度が大きく変わってはいけないと思う。もしも4年後にまた政権党が交代したとして、また制度が変更になったりしたのでは国民はおちおち将来の生活設計もできないわけで。しかし今回ばかりはその年金制度そのものがボロボロだったことが白日の下に晒されて、それこそが政権交代の大きな原動力になったように思う。百年に一度の金融危機とも相俟って大転換期にちょうどぶち当たったわけだ。だからこのたび民主党を与党に押し上げた国民の民意としては、年金制度の一新というのは覚悟の上だといえるのだけれど……どうなるのだ私の年金は、とやっぱり関心はそっちへ向く。

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政権交代の日

いやもう壮観! 開票番組を観ていたが、瞬く間に日本が真っ青になっていった(民主党は青、自民党は赤)。

小選挙区では町村信孝、武部勤、与謝野馨、小池百合子、野田聖子、伊吹文明、山崎拓、久間章生らが軒並み負けた。小泉チルドレンの佐藤ゆかり、片山さつきも負けた。いずれも重複立候補で当選だろうが、それにしても小選挙区制は怖いなぁ。

わが島根県はやはり1区2区とも自民党。お隣の鳥取県も2人とも自民党。全国的に政権交代を望んだ今回の選挙でこの結果とは昨今珍しいやね(笑)。しかし民主圧勝という一党独裁状態も危ういといえば危ういのだから、パワーバランスを考える上ではこういう選択もアリかと思う。

しかし民主党の政権になったら、あの国営マンガ喫茶とか日本年金機構とか消費者庁とかの構想はどうなるのだろう。しばらくてんやわんやが続きそうだな。

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明日は選挙

いよいよ明日は衆院選。島根県の候補者は以下のとおり。

 ◇島根1区
石飛育久  31   共新
小室寿明  48   民新=[国]
池田健一郎 29   諸新
細田博之  65(6)自前=[公]
 ◇島根2区
亀井久興 69(5)国前=[民][社]
竹下亘  62(3)自前=[公]
相浦慎治 41   諸新

おそらく政権党が変わる歴史的な選挙になるだろうけれども、わが島根1区は自民党幹事長の細田さんが堅いと思われる。きょうも選挙カーを見たが、ご本人の顔は見えなかった。今回は一度も地元に帰らない選挙戦だったようで、つまりそれくらい自信があるということなのだろう。(←この文章は間違っていました。2日ほど帰られたそうです。お詫びして訂正します。090830)
島根2区は激戦か。国民新党幹事長の亀井さんと、竹下登元首相の弟でDAIGOの大叔父の竹下さんの因縁の対決である。前回2005年の総選挙では、竹下さんが勝って、亀井さんは中国ブロック比例での復活当選だった。保守王国島根だから今回も竹下さんか、とは思うが、民主党が政権を握れば「保守」ではなくなって野党になってしまうわけで……。大局を見て勝ち馬に乗るか、古くからの付き合いを大事にするか、判断を迫られている人は多いのではないかと思う。

新聞記事にあったのだが、細田さんの応援で、ある市議が「政権が変わろうとも、党幹事長の経験を生かして、島根のために十分働いてくれる候補者だ」と言ったという。地方の政治家がいかに地域に密着しているかを如実に表す言葉ではないかと思う。国政選挙において、島根のために働くとアピールするのは、有権者をバカにしている。と、私は思う。国会議員は国のあり方や方向性を決めるためにいる。島根のために働くのは県議会議員だ。地元に有利なことをしてくれると言えば有権者が食いつく、と思われているようなのがなんとも腹立たしい。利権絡みの思惑や因習的な考え方を捨てて、マニフェストで候補者を選ぶことができるかどうか、本当の民主主義が問われているような気がする。

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気になること2題

●東国原知事の一件は、自民党が一笑に付すかと思いきや、未だに古賀選対委員長は「(国会議員になれば)党のルールでどなたも総裁候補に名乗りを上げられる」と次期衆院選出馬を要請している様子。たとえダントツの得票で衆議院議員になったとしても、総裁選はあくまでも自民党内の選挙。東さんが総裁になる目など最初からないと思うし、東さんもそれを承知でつけた条件だと思うが。

せっかく東さんの投げた爆弾が、自民党内の誰もが地に足がついていないせいで、大した効力を発揮していないのが残念。同時に、マスコミや世間の論調が、やれ勘違いだの天狗になっているだのと批判めいたものになっているのも残念だ。あれはすごい一手だったと思うけどなあ。たけしさんが東さんに意見したと報道されているが、これ以上笛を吹いても既に死に体となった自民党は踊らないし、もうそろそろ止めようやということを、主にマスコミに対してアピールしたものだと思う。東さんの正攻法と未だに色気を見せる自民党とでにっちもさっちも行かなくなって立ち往生していたから、ヒョイと脇から出てきて笑いに紛らして東さんを引っ込めさせようとした印象だ。

●もうひとつ気になるのはウイグルでの暴動。胡錦涛主席がG8を欠席して帰国したほどの騒ぎとなっている。そのまま出席していたら、現時点で死者3千人とも言われるこの暴動を武力制圧していることへの非難を浴びることとなっていたかもしれないと思うのは穿ちすぎか。しかし、実際には中国に対する非難声明もなかったのだから、いったいG8には開催する意味があるのか、実効的な存在なのか否か、はなはだ疑問に思うがそれはさておき……。

ウイグルには複雑な背景や事情がある。東トルキスタン(ウイグル自治区)はアフガニスタンに接している。少数民族に対する人権弾圧や侵略は決して許されるべきことではないが、いまもしもウイグルが独立しようとすればアフガニスタンのテロリストに格好の活躍の場を与えてしまうという説もある。そしてそれは決して国際社会が歓迎する事態ではない。だからこそG8でこの問題が不問に付されたのかもしれないとも思う。なんとか中国の国内問題として穏便に解決してほしいのだ、国際社会としては。

しかし、人間として、血まみれになって泣いている女性の映像など見れば、これは酷いと思う。暴動が起こるに至った経済格差や“漢化政策”に対するウイグル族の不満に、中国政府がいま以上に耳を傾けてくれることを切に願う。

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竹島

まったく、なんとかならないものか、竹島問題。

日韓関係を慮って「日本固有の領土」という表現を避け、領土問題があるというだけの記述に対してもあれだけの過剰とも思える抗議行動。韓国の駐日大使は「これにより日本は大事なものを失う」と、脅しのような文句を言うし。日本の弱腰とも思える外交にも腹が立つが、問題があることさえ認めようとしない韓国の傍若無人ぶりもいかがなものかと思う。日本と仲良くしようという気はないんだろうな、きっと。

以下、各紙面より抜粋。

・読売新聞
「『竹島』明記は遅いぐらいだ」と題して、「外交上の配慮と、主権国家として歴史や領土を次世代に正しく伝えていくこととは、次元が異なる」

・産経新聞
「竹島が日本固有の領土であることがはっきりと書かれておらず、大いに不満が残る」「日本の公教育の将来に禍根を残したといえる」

・毎日新聞
「一朝一夕には解決が難しい問題で大切な日韓関係を逆戻りさせては何の得にもならない」

・日経新聞
「先行き見えぬ朝鮮半島情勢」と題して、「竹島は日本の領土である」「竹島を巡る対立を大きな政治問題にしないよう、日韓政府の努力を望みたい。日韓対立の激化は北朝鮮を喜ばすだけである」

・朝日新聞
「日本が竹島を島根県に編入した1905年は、日本が韓国から外交権を奪い、併合への道筋を開いた年だ。竹島は、日本による植民地支配の象徴とされている。韓国の人たちは『独島』と呼び、『独島、われらが土地』という唱歌で子どもの頃から愛国心を培ってきた。島の領有は韓国ナショナリズムのゆるがせにできない柱なのだ」「互いに主張し、違いがあればあることを認め合ったうえで、冷静に打開を図る。それ以外にない」

朝日新聞が一番冷静だが、日本の外交的配慮さえ評価しない相手だから「冷静に打開を図る」ことができるかどうか。未来永劫うやむやのままかもしれないなぁ。

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最近の原油高の主な原因は、某国の投機ファンドのマネーゲームであるという見方が一般的のようだ。1970年代の日本を襲ったオイルショックが産油国側の事情や思惑によって引き起こされたのとは、決定的に異なる。

これってよく時代劇でお目にかかる構図だ。有力な商人が悪代官と結託してある品物を一手に扱う権利を得て、市場に出回る量を少なくして価格を吊り上げる。劇中では米や材木、各地の特産品などが多いが、今はそれが油であるわけだ。

産油国側は別に減産しているわけではなかろう。でも市場には出回らない。じゃあ実際問題、買った者がどこかに備蓄しているのか? 全世界的に経済不安を起こさせるだけの膨大な量の原油を? 最高値になるまでずっと持っているのか? 夫に、どこに溜めてあるのかと訊いてみたが、無論のこと、知らんと言われた。

時代劇なら8時40分、暴動が起きる寸前の場面ではないかと思う。いや、実際に近世日本では米を巡って「打ちこわし」が起こった歴史上の事実もあるわけで。流通の発達した現代、米よりも油のほうが事は深刻かもしれない。

金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる構図。我が身の腹の脂身を取って燃やすくらいしか対抗策を思いつかないが……痛いだろうな。

経済というものには、誰もが無縁ではいられない。ビル・ゲイツに言わせれば、金は使うよりも儲けるほうが簡単らしいが、誰もにその才能とチャンスと運が与えられるわけではない。金儲けは決して一概に悪いことでもない。しかし、程(ほど)というものもあろう。このまま貧富の差が拡大していけば、社会はいったいどうなるのだろう……。

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ニュースの言葉(メモ)

防衛省の汚職事件に関連して、気になった言葉を調べてみた。

●身分なき共犯
守屋元事務次官とともに妻まで逮捕されたというのは、ちょっと驚いた。いや、呆れた妻だなぁという感想は持っていたのだが、まさか逮捕とは。適用されたのは「身分なき共犯」という法理。

【刑法第65条(身分犯の共犯)
1 犯人の身分によって構成すべき犯罪行為に加功(かこう)したときは、身分のない者であっても、共犯とする。
2 身分によって特に刑の軽重があるときは、身分のない者には通常の刑を科する。

注;
身分犯=公務員職権濫用罪・収賄罪や業務上横領罪など、行為者の一定の身分が、その構成要件として必要とされる犯罪。
加功=他人の行為の一部を分担すること。手助けをすること。】

事務次官という高い身分だからこそできた守屋の収賄という犯罪行為。妻はその行為の一部を分担した、と。そしてそれは身分がなくても共犯だ、と。そういうことなんだね。

で、昨日は防衛省に東京地検が家宅捜索に入ったりして、疑獄事件に発展しそうだとニュースは報じていたのだが、そも「疑獄」とは何ぞや? ロッキード事件のときにはよく聞いたものだが……。そう言えば、昨今よく聞く「記憶にございません」もロッキード事件のときに大流行したのだった。 

●疑獄
辞書によれば、

【1 政治問題化した大規模な贈収賄事件。
 2 犯罪事実がはっきりせず、有罪か無罪か判決のしにくい裁判事件。】

……とある。防衛省を巡る疑獄と言えば、1の意味だろう。なるほど、「疑獄」とは最初から贈収賄事件に限って使われる言葉であったか。
ネットをざっと検索すると、出るわ出るわ……。

1929年 五私鉄疑獄  後に五・一五事件をひきおこす遠因となったともいわれる。
1948年 昭和電工疑獄  芦田内閣総辞職。
1954年 造船疑獄  吉田茂内閣が倒れる発端となった。
1976年 ロッキード疑獄  田中角栄逮捕。
1992年 リクルート疑獄  竹下首相退陣。
2000年 KSD疑獄  複数の代議士逮捕。額賀某も当時の担当相を辞任。

このうち、賄賂性が認められなかったとして福田赳夫元首相が無罪になったのが昭和電工疑獄。賄賂性がなかったら、政治家は特定の業者からいくらでも金をもらってもよいという妙な理屈になっている。へぇ~、この業者はたいした篤志家だったんだね。今度の事件、山田洋行がただの篤志家になってしまわないことを祈る。しっかり調べてもらいたいものだ。

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対テロ

なるほどなぁ。日本政府はそんなにしてまで給油をしたいのだなぁ。産油国でもあるまいに。

NHKのニュースで見たが、「日本」と名指しはされていないが、決議案の前文に書かれた「海上阻止行動」というのが「海上自衛隊のインド洋での給油活動」を念頭に置いたものなのだそうだ。

で、民主党はどう出るのかと思っていたら、鳩山さんが「それは必要条件ではあるが十分条件ではない」と言っていた。うまいこと言うね。

確かに、納得できるような十分条件ではないのだ。他の道はないのか、議論を尽くすことがなされていない。テロとの戦いは、なにも武力で抑えつけるしか方法がないわけではなかろうよ。

あ~、しかし、暑い! 9月も半ばを過ぎて連日真夏日ってなんなのよ! 頭が働きましぇ~ん。

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政治家ウオッチング

下馬評では既に福田氏圧勝と言われている総裁選。それでも投票日まではいちおう選挙活動をやるんだね。でも、福田・麻生両候補が一緒に移動して選挙演説するのって、なんだか不思議だ。自分のすぐ横にいる相手の批判なんかできないだろうに。

言っていることは、拉致問題解決についての方法に相違が見られる以外は、たいして違いはなさそうだ。それなのに福田氏圧勝の形勢だというのは、派閥の力がいかに大きいかという証明なのか、それとも出る杭は打たれるという組織の体質と見るべきなのか。小泉さんが派閥をぶっ壊してくれたはずなのに(小泉チルドレンだってあれはシンパという派閥だろうと思うけれども)、厳然と存在する派閥。自民党の天下のときには派閥間の争いもあったのだろうが、この危機的状況のもとでは大同団結したということなのだろう。

それはそうと、最近はいろんなニュース番組に代議士の皆さんが出演して、総裁選についてコメントしている。こういう番組を観るには、実は非常な忍耐力がいる。何故ならば、司会者が「これはどうなんですか? YesですかNoですか?」と質問しているのに対して、一言のもとに「Yes(あるいはNo)」と答える代議士はほとんどいないからだ。質問におよそ関係ないと思われるところから話し始めて、それでも最後まで聞けばわかるかと我慢して聞いていても、結局よくわからないことが多い。相手を批判するときはあれだけスラスラとわかりやすい話し方ができるのだから、これはわざとわかりにくい話し方をしているとしか思えない。自分の発言したことで不利な状況に追い込まれたり、言質を取られるのが怖いのかしらん? やっぱり体制の中に組み込まれた一員という、保身の影が見られるように思う。

聞かれたことに簡潔に答えられないのだから、あまり発展した話し合いにはならない。彼らはただ自分の言いたいことを、長々と主張しているだけだ。最初から、相手と話し合おうという気持ちがないのかもしれない。それを裏付けるように、彼らには一つ特徴的な行動がある。他の人の発言に対して絶対に頷かない、ということだ。同意していると思われるのが怖いのかもしれないし、安っぽく思われないようにしたいのかもしれない。が、普通、会話というものは、あなたの言うことをちゃんと聞いていますよ、という意思表示のためにも、相槌を打つなり頷くなりして進んでいくものだ。少なくとも日本人ならそうする。しかし彼らは絶対にそれをしない。相手の言うことをちゃんと聞いているのかどうかも怪しいところだ。次に自分が何を言うかを考えているのかもしれないな。

全体的に政治家が小粒になったと思う昨今、政治家ウオッチングの場として、こういうニュース番組はおもしろいと思う。

全然関係ありませんが、麻生氏が街頭演説で言及していた「脳内メーカー」を「麻生○郎」でやってみたら……、あんまり悩みがないようですこの人(笑)。

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9.11

アメリカの同時多発テロから6年が経過した。ちょうど2機目が衝突する瞬間をテレビで観て、信じられない思いがしたことを忘れない。翌10月にはアメリカは早くもアフガニスタンへの報復戦争を開始し、当時の小泉政権はアメリカに追随。テロ特措法を盾に、海上自衛隊によるインド洋での米軍艦船等への給油支援や在日米軍基地からの物資空輸を行った。

1ヶ月あまりでタリバン政権は崩壊した。しかし、ビンラディンは今にいたるも捕まっていないし、給油支援はいまだに続いている。

折りしも11月1日の期限を目前に控えて、テロ特措法をめぐる議論が喧しい。自民党の面々は総理を筆頭に、日本が出来る国際協力はこれしかないと言わんばかりだし、延長には反対を表明している小沢代表の民主党も、その内情は一枚岩ではないようだ。

衆参ねじれ現象の今こそ、国会の場で丁々発止と熱い議論を戦わせてほしいものだが、ただただ願うのは、これほど大きな問題を政権争いの単なる道具にしてほしくないということだ。参議院では時間切れを狙うのではないかとか、衆議院に戻して再可決するのではないかとか、新しい法案を出すのではないかとかいろいろ取り沙汰されて、その辺りの事情にだけは随分と詳しくなったが、そういうことは単なる政局のかけひきであって、政治のありかたを語っているとはとても言えない。

日本という国家がテロや戦争に対してどのような態度を示すのか、どのように国際協力をすべきなのかを、どこかの大国に追随する形でなく、しっかり考えて実行していかなくてはならない時だと思う。

最後に、同時多発テロで犠牲となられた方々、その後のアフガニスタン、イラク戦争で命を落とされた方々のご冥福をお祈りしたい。

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おいしそうなバトンを1本頂戴しております。
明日、回答させていただきます。m(_ _)m 感謝

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山が動いた日

「参院選、自民党惨敗」。明日の紙面の見出しが見えるようだ。

午前8時前に出勤前の夫と投票を済ませる。かなり多くの人が来ていたが、その後のニュースでは投票率は前回を下回るようだ、とか。関心が高いと言われた今回の選挙でもそうなのか。最低投票率の基準を設けたほうがよいのではないかと憂う。

午後8時からTV各局で開票速報が始まる。普通、わが島根県(1人区)では番組開始早々に「当確」が出る。ところが、今回はなかなか出ない。自民党の現職と、国民新党の新人が互角の争いのようだ。やっと出たのが10時30分。新人が勝った。

与党に対する逆風が強いと言われた今回の選挙。選挙戦の初日には、青木参議院議員会長や細田元官房長官がお国入りして現職候補の応援演説を行っていた。ここは名にし負う保守王国だから、周りの風は強くてもここだけは風が吹かないかと思っていたのだが。

青木さんは責任を取って辞任するようだ。中川幹事長もそのつもりのようだ。安倍さんは……続投らしい。参院選で負けたくらいで総理を辞めなくてはいけないということはないのだろうが、しかし今回の選挙結果は、安倍内閣への不信任という意味合いが強いと思うのだが。国民の信頼を得られなかった総理に、日本の舵取りができるのだろうか?

またテレビを観ます。頂いたコメントには明日お返事させていただきます。申し訳ありません。m(_ _)m

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腰は痛いし腹は立つし

腰痛で座っているのが辛いのだが、少しずつリハビリを。今回は腹筋の肉離れの激痛から始まった腰痛なので、2~3週間は痛いはず。きょうは父の見舞いもパスして安静にしていた。

寝ながら手だけ動かしてネットサーフィン。まあいろいろと腹の立つことばかりで嫌になる。安倍政権は既に死に体の様相を呈しているように思うがどうか?

様々にみっともない事態があった中で一番ケチがついたのが年金の不明記録問題だと思うが、それ自体は現在の政権ばかりのせいではない。歴代の社会保険庁と監督機関の責任だ。しかし、アベちゃんがこの問題を知ったのが2月頃だというのは由々しき事態だ。それ以来彼はいったい何をしていたのだ? いかに菅直人氏に責任をなすりつけるかのみに腐心していたのか? 的確な方針と指示も出せぬまま、挙句に、この問題の対策費は税金から出すと。更には自分は消費税を上げないとは一言も言っていないと。

……ざけんじゃねぇ。

何故、役所の尻拭いを国民がせねばならぬのだ?! そして基礎年金の財源が足りなければ更に国民から搾り取ればよいと(消費税率を上げるとはそういうことだ)広言して憚らぬ神経はいったいどうなっておるのだ?! エエとこのボンボンには庶民の生活など想像もできないのだろうなぁ。優しさが微塵も感じられぬ。こんな人物を日本のトップに置いておいてはいけないと本気で危惧した次第。

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コムスン

個人の思想や理念がその賛同者を得て集団となっていくことは日常的によくあることだ。宗教団体というのはだいたいそうだし、ボランティア活動が集団組織化されることもあるし、個人商店から発展した会社や、ひとりの技術研究者のアイディアが商品開発の会社になった場合もそうだろう。集団化すれば個人のときより大きな力を発揮できるし、精神的にも高揚するし、一方で仲間がいるという安心感をも得ることができる。

しかし、集団というものは当初の姿のまま維持することはとても難しいものなのだろう。構成人員が多くなればなるほど役割は細分化され組織化される。平等な立場で加わったはずが、やがて立場や役割に上下の別ができる。趣味でやっている集団ならよいが、収入をそこから得ようとすれば、集団の維持費の上に儲けを考えなくてはならなくなる。それに躍起になればなるほど、集団の存続だけを願い当初の思想など忘れがちになる。

コムスンのニュースを聞いて、そんなふうに思った。たった2人から始まった介護支援事業だったという。24時間対応というサービスは、生半可な覚悟でできることではなかったろう。困っている人を助けたいという真摯な思いから始まったことだっただろうと思う。それが一大発展を遂げ、グッドウィルの傘下になって、サービスの水増し請求なんてことをやり始める。おそらく、現場で懸命に働くヘルパーさん達は与り知らぬところだったのではないかと思う。申請内容と違うということで調査された事業所は、いわゆるトカゲのシッポ切りで閉鎖し、上部組織は相変わらず安泰。厚生労働省が業界から追放しようとした途端、グッドウィルの別の子会社に事業を譲渡……。

何をかいわんや、である。サービスを受けている人たちやそこで働いている人たちを救済するため、などともっともらしいことを言っているが、それならば自分のところの子会社などではなく、まったく別の会社に「居抜きでお願いできませんか」と腰を低くして頼み込まねば嘘だ。厚生労働省は強い姿勢で「譲渡は凍結すべき」と指導したという。アタリマエだ。

もう本当に最近腹の立つことばかりで嫌になる。人間の醜い面ばかりが見えてくる。こんなときはBJ先生に勇気をもらおうとこちらを観ようとしたのだが……、サンプルが上手く再生できず(途中で止まる)断念。原作BJ先生に大塚ヴォイスが当てられているらしい。

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5000万件

このたびの社会保険庁の宙に浮いた5000万件の年金記録事件など見ていると、立腹を通り越して可笑しくなってくる。さらにそれを選挙の争点にさせまいとするアベちゃんの悪あがきは醜悪以外の何物でもなく、痛々しさに目を覆いたくなるというものだ。

今さら何をどう糊塗しようとしても無駄だ。潔く事実を認めて、あと何年かかるかわからないけどやるだけやってみるネ、としか言いようがないのではないか。何を根拠に、今まで数十年かかってできなかったことを1年でやれると言うのだろう?

根本的な原因がチェック体制の甘さであることは言うまでもない。誰のものか判らない記録がどんどん溜まっていくけどこっちが損するわけじゃないからいいか、ってなもんだろうか。私が国家公務員だったときには、部内監査とか会計検査院の検査で単価20円とか35円のコピー代の領収書の残り枚数まで調べられた。そんなはした金、誰が横領なんかするか!と思ったものだが、それだけ細かく調べてもらって何も不正がないことを確認してもらえればそれでいいと思っていた。片方ではこ~んな細かいことまで調べているくせに、どうして5000万件も見過ごすかな? 社会保険庁がどういうチェック体制になっているのかは知らないが、チェック担当機関にも責任はあると思う。部内チェック体制しかなかったというのならそれこそ言語道断だが。

入力漏れ、入力ミスは人間なら誰にでもある。だから何重にもチェックが必要なわけだが、それだけでこんな膨大な不明件数が出るはずはない。だから、もっと大きな原因は、人力から機械処理への移行が上手くいかなかったことではないかと思う。社会保険庁の場合がどうだったのかはわからないが、以下は私の経験談である。

私は図書館員時代に、図書カードに記入していた時代から機械入力するようになった転換期を経験している。この「人力から機械化への転換期」というのは逢魔が刻である。日々こなさなくてはならない業務は機械化されたことで格段に能率がアップする。だから人員が削減される(←機械化の本来の目的はこれなのだから)。過去のデータを照合して遡及入力するという気の遠くなるような仕事が残っているにもかかわらず、だ。苦肉の策として、最近のデータは機械で、過去のデータはカードで調べることになる。時間を見つけて遡及入力するものの完全なものには程遠い。結果、機械にデータがなく、凍結された手書きカードにだけ存在が認められる数万冊の本というのができあがる。これを1冊1冊照合しようとしているようなものなのである、社会保険庁は! それも5000万件(+α、きょうまた増えたようだ)!

物言わぬ本の問題ではない。老後の暮らしの拠り所となる年金の問題だ。早急に対処して、あと、問題意識の低い社会保険庁に根本的なメスを入れてほしい。

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60年目の憲法記念日

単に「戦争反対!」と唱えると、現実を見ない愚か者だと言われる。私はそうは思わない。刻々と移り変わる目先の世界情勢(それもアメリカを中心とする)に汲々としていることこそ愚かではないのか。この地上において恒久普遍的な平和を目指すという高邁な思想は日本国憲法の「前文」に高らかに宣言されているではないか。拠り所となる確固たる基本原理があれば泰然としていられる。そして「戦争反対!」の基本原理は決して間違ってはいないはずだ。

もしも憲法9条が、日本は軍事大国への道を進むべし、という内容のものだったりしたら、私は猛然と反対し、憲法改正派に与する。しかしそうではない。たとえそれが日本の戦力を削ごうという当時のGHQの思惑で作られたものであったとしても、平和憲法が作られたことはまさに日本にとって世界にとって奇跡的な僥倖だったと言えるのではないか。

憲法を改正して自衛隊を軍隊と認め、軍備を強化すべきだとする人は私の周囲にもけっこういる。喧嘩になるのは嫌だから彼らと深くつっこんで話し合ったことはないが、それらの人々の言葉の端々から感じられるのは、国は国民を守って当然だという考えだ。確かにそうであってくれれば嬉しいのだが、自衛隊の限られた人数で全国民を守れるわけがない。いざ戦争状態になれば国民はお国を守るために出陣するのだ。ほ~ら、国と国民が逆になってる。国は国民を守ったりはしないのだ。

ここに至って、私はいつも思う。「国」というのは幻想だ。「一般」とか「平均」というものに実体がないように、国民1人1人は実体であるのにそれが1億3千万人ほど集ると国という実体のない幻想になる。幻想同士の戦いで実体である人間が死ぬなんて、一番愚かなことではないのか。

営々と繰り返されてきた戦争の歴史において、憲法9条はひとつの明確な答である。軍備を持った国が戦争反対を唱えても説得力はない(核を保有するA国がNK国に核の放棄を促す権利などないと私は思っている)。戦争を放棄した国であるからこそ、それを公平に声高に主張できると考える。日本の担うべき役割は非常に重いはずなのだ。本当に「美しい国」とは、武力以外で問題を解決できる国である。今朝の朝日新聞は「提言日本の新戦略」と題して21もの社説が掲載されていた。アメリカの方ばかりを見ようとせずに「地球貢献国家」になるべきだとする論調に、基本的に賛成である。

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上記とはまったく関係ないが、GHQと聞くと思い出す話がある。母から聞いた話だ。母は戦後しばらく婦人警察官をしていた。ちなみに県内で第一期の婦人警察官である。どんな仕事をしていたかというと、田舎の小学校へ紙芝居をしに行ったり街中の交差点で交通整理をするというようなものだったらしい。その交通整理では、GHQの車を止めてはいけないという決まりがあったという。今の緊急車両のように優先されるべきものだったのだろう。しかし母は止めてしまった。確固たる政治的思想によるものか生来のおっちょこちょいのなせるわざか、そのへんは知らないが、たぶん後者だろう。GHQの方々はどうしたか。ちゃんと車を止めてにっこり笑って口笛まで吹いてくれたという(笑)。そりゃあハタチそこそこの女の子が交差点の真中で一生懸命旗を振っていたら可愛かったことだろう。GHQの皆さんに受けたことがおもしろくなって、その後も母だけはGHQの車でも容赦なく止め続けたという。このへんがちょっと変わっているが、お咎めなんぞ一切なかったそうだ。国とか宗教とかの括りさえなければ、人間同士なんてそんなもんだ。

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腹が立つやらじれったいやら

国会中継がつまらないのである。きょうの衆議院予算委員会では、民主党の菅、岡田、前原という党首経験者が質問に立ち、いよいよ議論も本格化……と思っていたのだが、なにしろ安倍首相の答弁がツマラナイのなんの。格差社会であること自体を認めようとせず、のらりくらりとかわすだけだ。買い物に行ったお米屋さんのおっちゃんも、ラジオで国会を聞きながらうたた寝をしていた。いやホント良く眠れるのだ、あれを聞いていると(笑)。

NHKの調査で、はじめて安倍内閣不支持の割合が支持の割合を上回ったそうだ。柳沢失言も尾を引いているのかもしれないが、決してそれだけではあるまい。首相が何一つ具体的な内容を語ろうとしないことも、支持率低下の大きな要因のひとつだと思う。「格差が広がって子どもの修学旅行の費用を捻出できない親がいる」という指摘に、「子どもの成長の芽を摘んではいけないから、支援をしていきたい」と答える。だーかーらー! 誰がいつどのような方法で支援するのだ?! どこからそんなお金が湧いて出るのだ?! 首相が自腹を切ってくれるとでも言うのか?! 一事が万事こんな調子だから、さっぱり要領を得ない。支持率が低下するのもわかる気がする。

六ヶ国協議、一応の合意を見たようだが、日本は拉致問題での進展がない限りはエネルギー支援をしない方針らしい。吉と出るか凶と出るか、これからがいよいよ日本の外交能力の真価が問われる正念場だ。

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やれやれ…

柳沢発言について。実は私はあんまり腹も立たないのである。言わなくてもよいことを言っちまったもんだよと思う程度、他に適任者はいなかったのかと思う程度だ。「女性は子どもを産む機械だ」と要約してしまうと女性蔑視以外のなにものでもなくなるが、講演内容の文脈に沿って考えれば、年金問題の話題の中でもっと子どもが増えないと将来どうしようもなくなるということを、極力ドライな比喩として表現しただけのように思われる。私なんぞ2人以上どころか1人の子どもも産めなかったオンボロ機械だが、別にそれを責められて貶められたという感覚もない。子のいない女性はこんな発言よりももっと傷つく様々な日常を経験してきているのだ。これくらい屁でもない、言わせておけ、だ。かえってお子さんのいるお母さんの立場の女性のほうに、より受け入れ難い発言と捉えられているような気がする。もっとも、「機械」という単語を持ってきた言語的センスは私も感心しないけれども。

政府与党は柳沢大臣を擁護する方向のようで、これに従って大臣も居直った観があるが、しかしこれはどうかと思う。数ある省庁の中で、国民の最もメンタルな部分、人間的な部分を担当するのが厚生労働省と文部科学省だと思う。安心して子どもを育て安定して暮らせる社会を作るのが役割だろう。その根っこには人間愛とか慈愛とかの精神があって欲しいのだ。人間の営みを数字の上だけで云々してほしくはないのだ。柳沢氏が普段から心底「女性は子どもを産む機械だ」と思っているのかどうかは確かめようもないが、少なくとも厚生労働大臣の講演としては「愛」が感じられる比喩ではなかったと思う。任命責任を巡ってゴタゴタ続きの安倍内閣の面子のために残留するよりは、スッパリ辞任を申し出たほうがよいのではないかな(しないようだけど)。まあそれも、代わりの適任者がいれば、の話だが。

さて、本論はここからである。もしも柳沢発言が愛知県知事選や北九州市長選に影響を与えたとすれば、それこそが問題だと思うのだ。もちろん、与党に打撃を与えようとする野党勢力が鬼の首を取ったように非をあげつらって攻勢に出ることは戦略として否定はしない。しかし、有権者が聞きかじった程度の「女性は子どもを産む機械だ」という文言だけに踊らされたとしたら、これほど程度の低いこともなかろう。日本の政治は政治家が言ったほんのちょっとした言葉の揚げ足を取ることでどうとでも転んでしまう。

マスコミもマスコミだ。何でもかんでも糾弾すればよいというものではない。正しく報道するという基本を忘れているのではないか? 判断するのはあくまでも国民であり、その判断材料となる正しい情報を伝えるのがマスコミの本分だろう。思惑通りに喋ってくれそうなコメンテイターを揃えてここぞとばかりにひたすら怒ってばかりいるなんて、恥ずかしくないか? 国民をミスリードしたとしたら、その責任は取れるのか?

最も大きな問題は国会が空転したことだ。野党欠席のまま予算案可決だと? 国会だぞ? 「国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関」だぞ? 次の掃除の日にちを決める町内会じゃないんだぞ? 国会議員は国会に出て審議してナンボじゃないのか? それでなくとも150日(だっけ?)しか期間がないんだぞ? 北朝鮮問題はどうするのだ? 教育問題はどうするのだ? 格差社会をどうするのだ? 審議すべきことは山ほどあるんじゃないのか? それがこんなくだらない問題で……ああもう情けなくて涙が出てくる。結局、議員にとって一番大切なことは選挙に勝つことであって、国の将来を考えることではないのだね。

国会が開かれようが開かれまいが、それでも日本は動いていく。平和で美しい国だ。

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Et alors?

政府税制調査会の本間正明会長が公務員官舎に「不適切な」入居をしていたとして、その職を辞することになった。(いやそれにしても「不適切」とか「不具合」とかは、実に便利な日本語だと思うことしきり。)どこが「不適切」だったのか? 入居の際の書類には、同居人の欄は空白だったとか妻の名前が書かれていたとか言われている。そこにはっきり愛人の名前を書けば「適切」だったのだろうか。

いや、わかっている。「不適切な」入居をしていたのが問題なのではなくて、政府税制調査会の会長たる者が愛人を持っていたことが「不適切」なのであって、皆は彼のそういう人格的な側面を責めているのだ。本間という人物が税制においてどれだけの力を発揮できる人物だったのかは、ほとんどの国民が知らないし、もちろん私も知らない。着任早々何の仕事もしないうちにそんな迂闊なことをした本人が一番バカだとは思うが、政界というところはそういうスキャンダルを鵜の目鷹の目で探している世界なのだということがよーくわかった一件だった。

6ヶ国協議をなんとか進展させなくてはならないというようなときに、やれ造反議員の復党問題だの不適切な入居問題だの、実にくだらないことで安倍政権はガタガタだ。フランスなら「エ・アロール」の一言で終わったかもしれないのにね。いや、終わらしてはいけないのかもしれないが、問題自体があまりにお粗末で情けなさすぎる……。

★「エ・アロールとは、かつてフランスのミッテラン大統領が、新聞記者の質問を受けたときに答えた言葉です。当時、大統領には妻以外の女性との間に子供がいて、そのことを知った記者たちが、その真偽について訪ねました。それに対して大統領は、『エ・アロール(et alors)、それがどうしたの?』と一言つぶやいただけで、記者たちはそれ以上、追求はしませんでした。」(渡辺淳一著「エ・アロールそれがどうしたの」角川書店版より)

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日本語で話してもらえませんか。

安倍新総理の所信表明演説を聞いたのだが、可もなく不可もなくという印象。何故なら、具体的な内容がないから。まぁ総理就任に当たっての所信表明なのだから、ひとつひとつの項目についての詳しい説明など最初から期待してはいないが、「小泉劇場」的なドラマもなく、淡々としていた。

特徴的だったのは、カタカナが多かったこと。そう思ったのは私だけではなかったようで、Yahoo! のニュースにも取り上げられていた。そもそも組閣のときにも思ったのだが「イノベーション担当相」て何だ? 「技術革新担当相」で何故いけない? 新聞での表記なども「イノベーション(技術革新)担当相」なんて具合になっている。字数のムダだ。だいたい日本語に訳せない言葉というわけでもないのに、日本の大臣の担当役職がカタカナっておかしくないか? 

次々出てくるカタカナ言葉。「アジア・ゲートウェイ構想」「人生のリスクに対するセーフティーネット」「新健康フロンティア戦略」……。「アジアの架け橋構想」「人生の危機に対する安全対策網」「新健康開拓戦略」と言って何故いけない? と、ここまで書いて理由が判った。日本語の漢字表記にするとあまりに仰々しいのだ。とても重大で大変な計画という印象がある。それを外来語カタカナにするだけで、日本人には判ったような判らないような曖昧模糊としたものに変容するのだ。それを狙ったのだとすれば、安倍新総理、なかなか卓越した言語感覚を持っている(笑)。

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書店に注文していた『手塚治虫 原画の秘密(手塚プロダクション編)』を買ってきた。原稿を描き上げるまでの悪戦苦闘の痕跡が示されている。また雑誌に掲載された後も、単行本収録時に手を加えたりと、最後の最後まで納得するまで描き直しが行われていることがわかる。プロだ。BJの目は最初はもっと大きかったことなどもわかっておもしろいし、14~15歳の頃に描いたという『昆虫標本画』だけでも一見の価値はある。

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安倍新総裁誕生

私を含め大多数の国民が何もしないうちに、安倍晋三自民党新総裁が選出された。51歳、戦後生まれの若い総理総裁である。Yahoo! では「安倍氏にもっとも力を入れて取り組んでほしい課題は何ですか?」という投票が行われていて、以下のような途中経過になっていた。

憲法改正     9%  1691 票 
財政再建     10%  1995 票 
アジア外交     8%  1577 票 
拉致問題     8%  1436 票 
年金制度     20%  4004 票 
教育     7%  1222 票 
少子化対策     8%  1495 票 
医療・福祉制度     8%  1529 票 
景気対策     10%  1867 票 
格差の是正     12%  2293 票 
地方の活性化     5%  866 票 
その他     2%  335 票 

一番多いのが「年金問題」。はい、私も非常に不安です。その次が「格差の是正」。真面目に一生懸命働いてもその日暮らしが精一杯の庶民には、ジッと手を見ることしかできませぬ。「財政再建」にしても「景気対策」にしても、生活すること自体への不安が渦巻いていることが判る。そんな世情のときには「憲法改正」なんて後回しでよい。弱者を救うのが国家の仕事だ。

また、小泉政権で破綻した中韓との関係改善や「拉致問題」解決には、積極的に取り組んでほしいと思う。武力が無いのが建前の日本ならではの全方位に向けた外交を期待したい。「美しい国にするのだ」と連呼していた安倍さん。中国語では「美國=アメリカ」という意味なのが、ちと気になります(冷笑)。

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