カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

ノーサイド!

このたびの民主党の代表選で初めて樽床伸二衆議院議員を知ったのだが、この方、なんと出身は島根県の三刀屋町。しかも私と同学年(生まれ年は違うが)だった。事前に知っていれば応援もしたのに(笑)。いやしかし、とうとう自分の同世代が総理の座を狙うようになったかと思うと感無量だ。う~む。

本日第94代総理大臣に指名された菅直人氏は「脱小沢」色を鮮明に打ち出した。まずは小沢元幹事長の下で廃止された党政策調査会を復活させることを明言。昨日は「(小沢氏は)国民の不信を招いた。しばらく静かにしていただいた方が本人、民主党、日本の政治にとっていいのではないか」と思い切った発言もしていたし、鳩山政権のような2トップ構成にはならないことを期待したいものだが……。

田中真紀子さんは「選挙管理内閣だ」とこれまた言わずもがなの真紀子節を炸裂させていたが(笑)、さてどうなのだろう。国民はこうもたびたび総理大臣を代えることを良いことだとは決して思っていない。ちっとは腰を据えて政策を講じてほしいものだと願っている。鳩山さんは菅さんに「日米、日中、日韓、よろしくお願い申し上げます」というメモを渡したという。まさしく問題や懸案は山積みだ。ドタバタした政権劇にはもうウンザリだが、小沢氏はこのまま黙って引っ込んでいるのか、それが心配だ。もしかしたら民主党が分裂なんてこともあり得るかも、と思ったりする。

←アバター。とりあえず新政権発足のお祝いということで(笑)。

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1年もつ首相急募!

言ったことを実現できていたら、近年では一番良い首相だったかもしれないと思う。少なくとも私は鳩山さんを嫌いではない。一生懸命ことばを探しながら丁寧に記者に答える態度には好感が持てた。「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の発想が今の日本にはない」という問題認識は正しいと思うし、米軍普天間飛行場を「少なくとも県外」に移転させたいという思いも本物だったのだろうと信じる。ただ、残念なことに、致命的に実務能力に欠けていたのだ。

いかにも段取りが悪かった。すべてが後手後手だった。しかしこれは鳩山首相を補佐する人々や内閣の面々にも責任があるような気がする。いままでの自民党政権では官僚が段取りしてお膳立てしていた諸々の手順があったに違いない。今度の民主党政権は官僚を排除した結果、閣僚たちはかえって何もできなくなってしまったのではないかと思う。大きな変化の過渡期だからしかたがないといえばしかたがないのだけれど。

今度は菅さんかな。どんな組閣をするのだろう。亀井さんとはうまくやっていけるのかしら……。

最後に、鳩山さんが小沢氏と心中(?)決行したことは、初めて首相にふさわしい決断をしたということで、私は大いに評価する。

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38度線

たとえば日本がある日突然、中央地溝帯あたりで東北と西南に分けられて、イデオロギーの違う別の国家になったとする。その境界線付近で一触即発の事態が起こり、どうやら片方は本気で武力挑発も考えているらしいという事実があるとすれば、これはやはり途方もなく悲しい出来事なのだろうと思う。同じ言語を話し、その身体には同じ民族の血が流れているというのに。

韓国の哨戒艦沈没事件を機に、一気に緊張の高まった38度線。ニュースによると、中国が北朝鮮に警告するなどして微妙に態度を変えつつあるとする見方もあるようだ。韓国がこの問題を国連安全保障理事会に提起したときに、はたして中国はどう対応するのかが注目される。ロシアは既に制裁などに賛同する意向を示しているようだ。北朝鮮は……どうなっちゃうんだろうな?

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福島消費者相罷免さる

夜7時半頃臨時ニュースが流れて、鳩山首相が福島消費者相を罷免したことを知った。普天間飛行場の移設問題について福島さんが署名を拒否したからである。これで社民党は連立政権から離脱することになるのだろう。

そもそもは鳩山さんだって「少なくとも(沖縄)県外」ということで、福島さんと意見は一致していたはずだ。昨年の選挙時の公約でもあった。米軍基地の国外移設は社民党の党是。首相の変節に社民党はついていかれなくなったということで、責められるべきは鳩山首相ひいては民主党だ。

それにしても、呆れるほど段取りの悪い政治の舵取り具合である。昨日の全国知事会議でも非難轟々であったというが、さもありなん。いやしかし、根本の日米安保にメスを入れずに上辺だけでなんとか体裁を取り繕おうとすれば、こうなるのもやむなしということか。

どうしても日米安保が必要というならば……やっぱり竹島に米軍基地を作りませんか? 地面が足りなければメガフロートとか。(にっこり)

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猫の首に鈴をつける

「政治とカネ」というのは、どの党が政権を握ってもついて回る問題なのだろう。しかしこれは政治家ばかりが責められる問題ではない。便宜を図ってもらうことを目的に金を渡す企業は誰あろう国民だ。

私の知っている年輩のご婦人は「政治はお金持ちがやればいいのよ」と仰る。母親から億単位のお小遣いをもらえるような人ばかりが道楽で政治をやれば、企業に献金を募るような必要もなくなるに違いない。一理ある。一理あるが、それは民主政治とは言えない。いや、民主政治という形態がベストなのかどうかは知らないが。

O氏の問題で、明日からの国会は紛糾するに違いない。……くだらない。多くの国民は、こんなことでせっかくの政権交代が水泡に帰すことを望んではいないと思う。せめて長年の自民党政権で溜まった膿を出せるだけ出すところまではやってもらいたいと思っているのではなかろうか。

鳩山首相がO氏を擁護するであろうことは、彼の人柄から予想できたように思う。首相としての決断力不足ではあるけれども、ここで掌を返したようにO氏を責めるような真似をしないことは、私の中ではポイントは高い。だから、首相ではなくて、誰か他の有力者にO氏の首に鈴をつけてもらいたいと願う。「地検の事情聴取に応じなさい」と、誰か一人でもO氏に言える人間は民主党にはいないのか?

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怒涛の勢い

あはは。きょうはもう滅多やたらと「霞が関が激震」したようだ。後期高齢者医療制度廃止、川辺川ダムと八ッ場ダム建設中止、アニメの殿堂建設中止、死刑は慎重に、インド洋給油延長せず、核密約を徹底調査、官僚の記者会見原則禁止、等々が新閣僚から次々に発表された。また郵政グループの抜本再編案も明らかになり、小泉さんの郵政改革を根底から覆すことになりそうだ。

テレビのインタビューではお年寄りが「後期高齢者医療制度が廃止になるだけでも、民主党になってよかった」と言っておられたが、そんな鳩山内閣の支持率は77%と、小泉内閣の85%に次いで歴代2位を記録したそうだ(毎日新聞調べ)。

「脱官僚政治」を謳い、税金の無駄遣いを徹底的に調べ上げて無くすのがモットーの今回の鳩山政権。たまにはこんなカンフル剤も必要だろう。高級官僚の天下り先であった、いったい何をやっているのかわからない数多の法人も、この際徹底的に消滅させてもらいたいものだ。

しかしあれだ(なんだ)。官僚というのは政治を動かす力を持った上級公務員のことをいうのだろうが、すべての官僚が時代劇に出てくる悪代官のような悪者であるはずはない。心ある清廉の士も必ずいるわけで、このたびの「政」の大掃除に伴って「官」も自浄されんことを望む。官僚、ひいてはすべての国家公務員が国民から目の敵にされることは、私にとっては身が細る思いがするし、また悔しいことでもあるのだ。私は20年近く下っ端の国家公務員だったが、その間で業者さんからボールペンの1本ももらったことはなかった。そういう公務員が大多数であるというのが真実なのである。

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どうなるかな

鳩山内閣発足の日。自民党政権の幕が下りた歴史的な日なのだから何か書き留めておこうと思ったが、なにしろ新閣僚の顔ぶれを見ても名前も知らない人がいたりして何を書けばよいのかわからぬ。とにかく始まってみなければなんとも言えない。不安も大きいが、旧弊を打破してもらいたいという期待のほうが大きいと言える。小泉さんは国民に「3年我慢してください」と言っていた(それからずーっと我慢のしっぱなしだけれど)。新政権に対しても同様あるいはそれ以上の期間、経過を見守る必要があると思う。

しかしあれだ(なんだ)。ずっとあの構想で続くと思われていた年金制度までが一新されるとなると、私の将来の年金はどうなるんだろうと思ったりする。国家公務員だったことがあるので共済年金がもらえるはずだったのだが、国民、厚生、共済が一本化されれば金額が変更されたりするんだろうか。いま国民に通知されている「ねんきん定期便」に表記されている金額は自民党政権下での試算だったはずだから、やっぱりこれは変更になるんだろうな。一方で、後期高齢者医療の負担割合も見直されるだろうから、老後の暮らしでどっちがどうとは言えないのだけれど。

政治は国家百年の大計と言われ、長期を見通した政策を取らなければいけない。本来なら、政権党が代わっても年金制度など国民の暮らしに直結した制度が大きく変わってはいけないと思う。もしも4年後にまた政権党が交代したとして、また制度が変更になったりしたのでは国民はおちおち将来の生活設計もできないわけで。しかし今回ばかりはその年金制度そのものがボロボロだったことが白日の下に晒されて、それこそが政権交代の大きな原動力になったように思う。百年に一度の金融危機とも相俟って大転換期にちょうどぶち当たったわけだ。だからこのたび民主党を与党に押し上げた国民の民意としては、年金制度の一新というのは覚悟の上だといえるのだけれど……どうなるのだ私の年金は、とやっぱり関心はそっちへ向く。

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政権交代の日

いやもう壮観! 開票番組を観ていたが、瞬く間に日本が真っ青になっていった(民主党は青、自民党は赤)。

小選挙区では町村信孝、武部勤、与謝野馨、小池百合子、野田聖子、伊吹文明、山崎拓、久間章生らが軒並み負けた。小泉チルドレンの佐藤ゆかり、片山さつきも負けた。いずれも重複立候補で当選だろうが、それにしても小選挙区制は怖いなぁ。

わが島根県はやはり1区2区とも自民党。お隣の鳥取県も2人とも自民党。全国的に政権交代を望んだ今回の選挙でこの結果とは昨今珍しいやね(笑)。しかし民主圧勝という一党独裁状態も危ういといえば危ういのだから、パワーバランスを考える上ではこういう選択もアリかと思う。

しかし民主党の政権になったら、あの国営マンガ喫茶とか日本年金機構とか消費者庁とかの構想はどうなるのだろう。しばらくてんやわんやが続きそうだな。

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明日は選挙

いよいよ明日は衆院選。島根県の候補者は以下のとおり。

 ◇島根1区
石飛育久  31   共新
小室寿明  48   民新=[国]
池田健一郎 29   諸新
細田博之  65(6)自前=[公]
 ◇島根2区
亀井久興 69(5)国前=[民][社]
竹下亘  62(3)自前=[公]
相浦慎治 41   諸新

おそらく政権党が変わる歴史的な選挙になるだろうけれども、わが島根1区は自民党幹事長の細田さんが堅いと思われる。きょうも選挙カーを見たが、ご本人の顔は見えなかった。今回は一度も地元に帰らない選挙戦だったようで、つまりそれくらい自信があるということなのだろう。(←この文章は間違っていました。2日ほど帰られたそうです。お詫びして訂正します。090830)
島根2区は激戦か。国民新党幹事長の亀井さんと、竹下登元首相の弟でDAIGOの大叔父の竹下さんの因縁の対決である。前回2005年の総選挙では、竹下さんが勝って、亀井さんは中国ブロック比例での復活当選だった。保守王国島根だから今回も竹下さんか、とは思うが、民主党が政権を握れば「保守」ではなくなって野党になってしまうわけで……。大局を見て勝ち馬に乗るか、古くからの付き合いを大事にするか、判断を迫られている人は多いのではないかと思う。

新聞記事にあったのだが、細田さんの応援で、ある市議が「政権が変わろうとも、党幹事長の経験を生かして、島根のために十分働いてくれる候補者だ」と言ったという。地方の政治家がいかに地域に密着しているかを如実に表す言葉ではないかと思う。国政選挙において、島根のために働くとアピールするのは、有権者をバカにしている。と、私は思う。国会議員は国のあり方や方向性を決めるためにいる。島根のために働くのは県議会議員だ。地元に有利なことをしてくれると言えば有権者が食いつく、と思われているようなのがなんとも腹立たしい。利権絡みの思惑や因習的な考え方を捨てて、マニフェストで候補者を選ぶことができるかどうか、本当の民主主義が問われているような気がする。

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気になること2題

●東国原知事の一件は、自民党が一笑に付すかと思いきや、未だに古賀選対委員長は「(国会議員になれば)党のルールでどなたも総裁候補に名乗りを上げられる」と次期衆院選出馬を要請している様子。たとえダントツの得票で衆議院議員になったとしても、総裁選はあくまでも自民党内の選挙。東さんが総裁になる目など最初からないと思うし、東さんもそれを承知でつけた条件だと思うが。

せっかく東さんの投げた爆弾が、自民党内の誰もが地に足がついていないせいで、大した効力を発揮していないのが残念。同時に、マスコミや世間の論調が、やれ勘違いだの天狗になっているだのと批判めいたものになっているのも残念だ。あれはすごい一手だったと思うけどなあ。たけしさんが東さんに意見したと報道されているが、これ以上笛を吹いても既に死に体となった自民党は踊らないし、もうそろそろ止めようやということを、主にマスコミに対してアピールしたものだと思う。東さんの正攻法と未だに色気を見せる自民党とでにっちもさっちも行かなくなって立ち往生していたから、ヒョイと脇から出てきて笑いに紛らして東さんを引っ込めさせようとした印象だ。

●もうひとつ気になるのはウイグルでの暴動。胡錦涛主席がG8を欠席して帰国したほどの騒ぎとなっている。そのまま出席していたら、現時点で死者3千人とも言われるこの暴動を武力制圧していることへの非難を浴びることとなっていたかもしれないと思うのは穿ちすぎか。しかし、実際には中国に対する非難声明もなかったのだから、いったいG8には開催する意味があるのか、実効的な存在なのか否か、はなはだ疑問に思うがそれはさておき……。

ウイグルには複雑な背景や事情がある。東トルキスタン(ウイグル自治区)はアフガニスタンに接している。少数民族に対する人権弾圧や侵略は決して許されるべきことではないが、いまもしもウイグルが独立しようとすればアフガニスタンのテロリストに格好の活躍の場を与えてしまうという説もある。そしてそれは決して国際社会が歓迎する事態ではない。だからこそG8でこの問題が不問に付されたのかもしれないとも思う。なんとか中国の国内問題として穏便に解決してほしいのだ、国際社会としては。

しかし、人間として、血まみれになって泣いている女性の映像など見れば、これは酷いと思う。暴動が起こるに至った経済格差や“漢化政策”に対するウイグル族の不満に、中国政府がいま以上に耳を傾けてくれることを切に願う。

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