カテゴリー「音楽」の記事

Emerson, Lake & Palmer

「2010年夏、ロンドンでクラシック・ロック、プログレ、メタル専門の新しいフェスティヴァル<High Voltage Festival>が開催されるが、そこでエマーソン・レイク&パーマー(ELP)がワンオフでリユニオンすることが明らかになった。」というニュースを目にした。記事のタイトルが「エマーソン・レイク&パーマー、最後かもしれない1回きりのリユニオン」となっている。そうだよね。最後になる可能性は高いよね。

私の高校時代は、ELPの音楽とともにあった。8時から9時までの1時間、きっちり彼らのアルバムを聴いてから、さて勉強……となる毎日だった。あまりにも数学の点数が悪かったときは、この記事にジャケットの写真が載っている『恐怖の頭脳改革(Brain Salad Surgery)』を聴きながら泣いた(笑)。別に悲しい曲が入っているわけではない。腹に響くような重低音に華麗なキーボードがかぶさる壮大で重厚でちょっとダサい曲に巻き込まれながら、ああ自分は何をやってるんだろう、と青春の挫折を味わったりしていたのだ。テストの点が悪いだけであれだけ落ち込めるのも青春の特権だとは今にして思えることなのだが、まあ何にしてもELPは私の青春時代の輝かしい思い出なのである。

最年長のキース・エマーソンが65歳。最年少のカール・パーマーも来年は60歳になるはず。ソロで活動することはあっても、3人揃うことはこれが最後かもしれない。行きたいけれども、どんだけプレミアがつくことやら。DVDが発売されたら買うけれども。はぁ……。また一つ私の青春が終わったなぁ。

Elp←1978年に買ったELPの本とスコア。結構練習した。そんな暇があったら勉強しろよって話です(笑)。

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ストラディバリウス

プラバホールへ、ウィーン・フィルのコンサートマスター ライナー・キュッヒルのソロ・リサイタルを聴きに行った。彼が奏でるのは1725年製のストラディバリウス「シャコンヌ」。2階席の端近だったにもかかわらず、CDをステレオで聴くよりもはるかに素晴らしい音色に酔い痴れた。う~む、涙が出てくる……。

曲目:
モーツァルト:ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ 第42番イ長調
シューベルト:ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナチネ 第3番ト短調
クライスラー:ウィーン奇想曲
       ジプシー奇想曲
       ブニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
       美しきロスマリン
       フランクールの様式によるシシリエンヌとリゴードン
ファリャ(クライスラー編曲):スペイン舞曲

(アンコール曲)
シベリウス:ノクターン
サラ=サーテ:ホタ・デ・パブロ
アルベンス/クライスラー:タンゴ
クライスラー:道化役者
グラナドス:スペイン舞曲
クライスラー:愛の悲しみ

夫はモーツァルトが一番良かったと言い、私は後半のクライスラーにノリノリだった。アンコールでは拍手しすぎて手のひらが痛くなった。もっともっと聴きたかったが、楽譜をパラパラとめくり、もう曲がないよ、というジェスチャーで笑いのうちに終了。夢の中にいたような、あっという間の2時間だった。

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初めて買ったレコード

こざるさんのブログで、「初めて買ったレコード」というのが話題になっていた。彼は『太陽にほえろ!』のサントラだったらしいのだが、私は何だったかというと、The Three Degrees の来日公演のライブ盤(たぶん1976年)である。「にがい涙」を日本語で歌っているやつ。あれを売るはずはないからどこかにあるはずなのだが、探しても見つからない……。orz

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エアチェック

最近あんまりラジオを聴かなくなった。中学~大学時代はラジオがなくては夜も日も開けないほどだったのに。

NHK FMが40周年ということで、『プレミアム10 FM40年記念番組 FMに愛を込めて』を観ていた。アルフィーやジョン・カビラさんがFMにまつわる思い出などを語っていて、ほぼ同世代としては懐かしかった。ラジカセが出るまでは、ラジオの前にテープレコーダーを置いてエアチェックした話とか。意気込んでいるときに限って、途中で誰かが部屋に入ってくるというのは全国共通の現象だったのだな(笑)。私のテープにも、「ガチャッ(ドアが開く音)、何しちょーかね…(遠い母の声)、しーーーーーッ(ものすごく大きい私の声)」という一連の音が入っているものがある。

真剣だったのだよなあ。今よりずっと真剣に音楽を聴いていたのだよなあ。買ったLPレコードの解説は隅から隅まで目を通したし、盤の扱いだって貴重品を扱うが如くだった。CDになってからあの真剣さは失われてしまったような気がする。

FMの話だった。番組中にもちらりと出てきたが、私が毎週欠かさずに聴いていたのは「渋谷陽一のサウンドストリート」だった。お気に入りのロックが聴けたから。軽くない、かなり辛らつな批評も聞けて、それこそ度々エアチェックしたものだった。「プログレッシブ・ロック BEST10」なんてのは、今でもどこかにテープがあるはずだ。10位からカウントダウンしていって……、3位ピンク・フロイド、2位イエス、1位ELPだった、と思う。いや、2位と3位は逆だったか。渋谷さんはELPのファンだったから(グレッグ・レイクが好きだったんじゃないのかな)、「これしかないのか」と言いながらも嬉しそうだったのを覚えている。

もうひとつ忘れられないのが、ジョン・レノンが亡くなってから初めての放送分だ。たぶん追悼番組だろうとは思っていたが、確かこのときには最初のテーマ音楽もなかったような気がする。レノンが死んだことには触れずに淡々と渋谷さんの語りとレノンの音楽が流れた。泣いたなぁこのときは……。曲名の紹介も何もなしに、語りの間に唐突に音楽やノイズが流れるという試みを、かつて渋谷さんは「いい」と言っていたような気がするが、それをレノンのときにやったのだと思う。

しかし一方、FMの聴き方には「この曲がかかるからチェックする」というのがあって、きょうの番組でも数々の「FM雑誌」が紹介されていた。いや、好きなアーティストの新譜が出たからチェックしたいという聴き方のほうが絶対的に多数で、だからこそ番組内でかかる曲名をすべて挙げたこのような雑誌が必要だったのだ。このことからも判る。当時は今より真剣に音楽を聴いていた。レコードを買わない代わりがFM放送だった。FMは音楽に向かって開かれた窓だったのだ。あの頃の真剣さが懐かしいなぁ。

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7 o'clock News / Silent Night

「マーティン・ルーサー・キング牧師は、日曜日に予定されているシカゴ郊外シセロでの住宅解放デモ行進を中止するつもりはないと語りました。郡の行政区を管轄するリチャード・オグルビー保安官は、デモ行進を中止するようキング牧師に要請しました。……」
「ワシントンでは、反米活動に関する議会の予備議会で、討論がヴェトナム反戦運動に移るにつれて、緊迫した空気に包まれています。傍聴していたデモの参加者たちは、反戦スローガンを大声で歌いはじめたため、強制的に退廷させられました。前大統領リチャード・ニクソンは、現在ヴェトナムで行われている戦争で実質的な成果が認められない場合、米国はさらに5年間戦争をつづけるつもりだと語りました。」

これはサイモンとガーファンクルが歌う“Silent Night”のバックに淡々と流れるラジオのニュースの内容である。この他にも、公民権法案に関する住宅解放問題だの、コメディアンのレニー・ブルースが麻薬の過量摂取で死亡しただのという話題に触れられている。

1966年発表のアルバム“Parsley, Sage, Rosemary and Thyme”のラストナンバーなのだが、42年たっても社会の状況というのはあまり変わらないものらしい。アメリカの低所得者層の住宅問題は既にこの頃からあって(レッドライニング)、今年サブプライムローン問題となって世界を揺るがした。イラク戦争が終われば今度はテロの標的をアフガンに定めて戦争は続く。ヴェトナム戦争が泥沼化していたこの頃とどこが違うだろう。来年は初の黒人大統領が就任するが、キング牧師はこの歌の2年後の1968年に凶弾に倒れた。人種差別問題は果たしてどれくらい解決されたのか。オバマ氏は大丈夫なのか……。

来年は今年よりも良い年になってほしいものだが。

Silent Night!
Holy Night!
All is calm,
All is bright!
Round you virgin mother and child!
Holy infant so tender and mild,
Sleep in heavenly peace, sleep in heavenly peace!

Goodnight!

              【参考:『サイモン&ガーファンクル詩集』山本安見訳】

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“Knockin' on Heaven's Door”

NHKプレミアム10「天国の扉にノック~長瀬智也・30歳のいま」を観た。夫にミーハー呼ばわりされながら(笑)。でも夫の好きなボブ・ディランの“Knockin' on Heaven's Door”をアレンジするというドキュメンタリーだったので、結局彼も一緒になって観ていた。で、いま、ディランのベストアルバムでこの曲を繰り返し聴きながら書いている。

とても短くて(2:33)3つのコードしか使われていないシンプルな曲だ。長瀬はガンズ・アンド・ローゼズのアレンジで知って好きになり、ボブ・ディランの歌だということは後で知ったとか。映画『ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯』の中で保安官が死ぬシーンに印象的に流れる曲だ。人間が死に行くときに叩く天国の扉。何度も繰り返される“Knockin' on Heaven's Door”のフレーズ。もうバッヂも拳銃もいらないよと言う保安官。何もかも捨てて天国の扉の前に立ったとき、人間は何を思うのか……。

長瀬は来年2月公開の『ヘブンズ・ドア』で余命3日と宣告された脳腫瘍の患者を演じる。『ビリー・ザ・キッド』とは関係なく、ディランの“Knockin' on Heaven's Door”というナンバーそのものに触発された映画のようだ。長い撮影の間じゅう生と死を考え続け、結局演技の良し悪しなんかではなくて、それを越えたところにある人間味(どう生きてきてどんなふうに死に向かっていくのか)を感じてもらえたら……と控えめに語る彼に好感を持った。

彼がアレンジする“Knockin' on Heaven's Door”もまた死とは辛くて苦しくて悲しいものだという解釈ではなくて、そのドアを開けて新しい世界へ行くんだという世界観に基づくものになっていたように思う。ディランの“Knockin' on Heaven's Door”は淡々としたとても静かな曲だが、長瀬の“Knockin' on Heaven's Door”はどこか希望を感じさせる疾走感があるように感じた。

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三上寛の『夢は夜ひらく』

夫とCDを買いに行く。お風呂で石鹼が泡立たなくて困っていたら「ブライアン・フェリーの“Tokyo Joe”を聴かないと泡立たないのだ」という啓示があった……という夢を見たため。今夜の入浴で泡立たないと困るので早速買いに行った次第。久々に聴いたが、懐かしかった。無事に泡も立った。

ところで、夫は70年代の日本のフォーク集を買ったのだが、それを帰りの車で聴いてぶっ飛んだ。三上寛の『夢は夜ひらく』を初めて聴いた! 藤圭子が歌ったあのメロディなのだけれども、詩が凄まじい。Wikipedia によれば放送禁止歌になっていたらしい。「サルトル マルクス並べても あしたの天気はわからねえ ヤクザ映画の看板に 夢は夜ひらく」あたりはまだカワイイ。あしたのジョー、キャベツ、四畳半、現金書留、この包丁で母さんを……、だんだんエスカレートしていって最後はもう絶叫に近い。

最初は二人で爆笑しながら聴いていたのだが、繰り返し聴くうちにこれはひょっとすると歴史的な名盤かもしれないと思うようになった。猥雑で動物的でやるせなくてドロドロしていて……。まるでオーバーアクションのアングラ劇を観ているようだが、なんだか今の世の中にも通じる雰囲気もあるように思う。なにしろいまは『蟹工船』が流行る世の中なのだから。

You Tube にも動画があるし、ちょっと検索すれば歌詞も出てくる。太宰治や永山則夫と絡めた論考などもあってなかなか興味深かった。三上寛という人物にちょっと興味が湧いてきた。

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QUEEN

無性に QUEEN が聴きたくなって“QUEEN Greatest Hits”を買ってきた。直輸入盤なので歌詞カードなんざ付いていないが、“Bohemian Rhapsody”から“We Are The Champions”まで全17曲、フンフンと鼻歌で歌えるのが嬉しい。熱狂的なファンというわけではなかったから、シングル1枚持っているわけではない。それでもラジオからしょっちゅう流れていたから自然に覚えている。ただ“We Will Rock You”を聴いていると、なんとなく「3」でバカにならなくちゃいけないような気がしてくる(笑)。同様に、The Knack の“My Sharona”を聴くと「はぁ~い、準備は良い?」という幻聴が……。

高校の2年生くらいだったかな。渋谷陽一が来るというので話を聴きに行ったら、そこで上映されたのが QUEEN のプロモーションビデオだった(曲名は忘れた)。毎月『MUSIC LIFE』や『音楽専科』や『Rockin' On』を買ってはいたものの、外国のアーティストの動いている姿なんてそれまで見たことがなかった。田舎の高校生なんてそんなもんだったサ。

今、その QUEEN を聴きながら書いている。“KILLER QUEEN”を聴いていたら、日本史の参考書の表紙をありありと思い出した(笑)。……ああ、あの頃は楽しかったな。戻りたいとは思わないけれど。

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ZEP!!

夕方 NHK でやっていた『Music Japan Overseas』の再放送(3/22分)を観た。ジミー・ペイジのインタビューと、Led Zeppelin の昨年の再結成ライヴの模様がちらりと流れた。このライヴのチケットには2000万円の値がついたとか。続いて1979年当時のライヴ映像(@ネブワース)が観られたのに感激した。曲目は「Kashmir」。

ん~~♪ やっぱりZEPは良いです! 30年前の乙女に戻りました。いや、当時は動いている彼らなんか見たことなかったけど……。↓テレビの画面を写してみました。

Zep1現在のジミー・ペイジ

Zep2 昔のジミー・ペイジ

Zep4 昔のロバート・プラント

Zep3  あっぷ

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(備忘録080410)

きょうは一日完全休養日に当てて、一歩も外へ出かけませんでした。こんなこと何ヶ月ぶりだろう。

ネットを漁っていて、大塚明夫さんの音楽CDを発見。早速聴いてみましたが、上手いです! 正直びっくりしました。声優さんの手慰みとあなどってましたが(スミマセン)、歌手としてもOKです。10数年前にリリースされたもので、曲調は当時としてもちょっと古い感じがしましたが、歌声は良いです。低音部はセガールの声、中間部はBJ先生の声、高音部は……これがびっくりすることに桑田佳祐や世良公則を彷彿とさせるハスキーヴォイスでした。アップテンポな曲が多かったのですが、ブルースなんか歌ったらサッチモみたいに聞こえるかもしれません。

♪愛という名前のナイフ~……というフレーズが耳について離れなくなりました。状況は全然違いますが、黒男とめぐみさん(もしくはこのみさん)を思い浮かべてしまいました。てへへへへ。

あと、『羞恥心』のCDを買おうかやめようか考え中(爆)。

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